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2025年WIPO加盟国総会が開会しました

2025年7月10日

7月8日から、世界知的所有権機関(WIPO)加盟国総会がスイスのジュネーブで開催されており、日本からは河西長官、安田特許技監をはじめとする代表団が出席しています。

総会の1日目には、日本を代表して河西長官が一般演説1を行いました。河西長官は演説の中で、中小企業・スタートアップ・起業家への支援に関するWIPOの取組としてGlobal Entrepreneur Empowerment Program(GEEP)やIPマネジメントクリニック(IPMC)などの取組を歓迎するとともに、途上国の中小企業支援について日本国特許庁(JPO)がWIPOと連携強化することに合意しており、引き続き世界規模の取組に協力していく旨表明しました。

また、JPOは、AIを含む最先端技術が知的財産制度に与える影響を認識し、WIPOにおけるこうした分野の議論に積極的に参加していく旨を表明しました。

そして、気候変動やSDGs達成等の社会課題解決に向けて、知的財産が重要な役割を担うものである旨言及するとともに、JPOが、ジャパン・ファンドを通じた協力を含めWIPO GREENなどの取組を拡充していることや、大阪・関西万博において国際フォーラムを開催し、社会課題解決に向けて知財を活用するという考え方を広めていく旨表明しました。

今次総会は7月17日まで行われ、各種報告、予算、各委員会の活動などについて議論が行われます。

河西長官の一般演説の内容は、こちらから入手可能です。(PDF:108KB)
 

(写真1)加盟国総会に参加する日本代表団
加盟国総会に参加する日本代表団

(写真2)一般演説を行う河西長官とWIPO加盟国総会の様子
一般演説を行う河西長官とWIPO加盟国総会の様子

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