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令和7年9月10日
特許庁調整課品質管理室
世界最高品質の特許審査を実現するためには、特許審査に対するユーザー(出願人や権利を行使される第三者等)の皆様のニーズや期待を適切に把握することが不可欠であるとの認識のもと、特許庁は、平成24年度より特許審査の質についてのユーザー評価調査を実施しております。
今般、令和7年度調査の結果を報告書に取りまとめましたのでお知らせします。
本報告書は、令和6年度の特許審査・国際調査等全般の質について「満足」、「比較的満足」、「普通」、「比較的不満」、「不満」の5段階で評価いただいた結果を取りまとめたものです。調査は令和7年4月~6月に実施し、回答率は約8割となりました。御協力いただいたユーザーの皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。
国内出願における特許審査全般の質についての評価(全体評価)は、上位評価割合(「満足」・「比較的満足」の評価の割合)が60.7%、「普通」以上の評価の割合が95.7%でした。
PCT出願における国際調査等全般の質についての評価(全体評価)は、上位評価割合が59.1%、「普通」以上の評価の割合が96.8%でした。
分析の結果、国内出願において、「判断の均質性」、「第29条第2項(進歩性)の判断の均質性」の項目が、全体評価への影響が大きく、かつ相対的な評価が低いため、これらを優先的に取り組むべき項目と設定しました。今後も、審査に関する統計データを活用しつつ、審査官間の協議等を通じた審査官相互の知識の共有を進め、判断の均質性の向上に取り組んでいきます。
特許庁は、引き続き特許審査の質の維持・向上に努めてまいります。
[更新日 2025年9月10日]
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