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意匠の新規性喪失の例外規定の適用を受けるための手続について

平成29年9月1日
特許庁審査第一部意匠課
意匠審査基準室

1. 意匠の新規性喪失の例外規定(意匠法第4条)について

わが国の意匠制度においては、意匠登録出願より前に公開された意匠は原則として意匠登録を受けることはできません。しかし、展示会、刊行物、ウェブサイトへの発表等によって自らの意匠を公開した後に、その意匠について意匠登録出願をしても一切意匠登録を受けることができないとすることは、創作者にとって酷な場合もあり、また、産業の発達への寄与という意匠法の趣旨にもそぐわないといえます。

このことから、意匠法では、特定の条件の下で意匠を公開した後に意匠登録出願した場合には、先の公開によってその意匠の新規性が喪失しないものとして取り扱う規定、すなわち意匠の新規性喪失の例外規定(意匠法第4条)が設けられています。

2. 意匠の新規性喪失の例外規定の適用を受けるための手続

特許庁では、意匠の新規性喪失の例外規定の適用を受けようとする出願人が、そのために必要な手続を円滑に行えるように、平成24年11月に、「意匠の新規性喪失の例外規定(意匠法第4条第2項)についてのQ&A集」を作成し、特許庁ウェブサイト上で提供してきたところです。

今般、平成29年3月に公表された意匠審査基準の改訂において、第3部「新規性の喪失の例外」の項が改訂されました。そこで、従前公開していた「意匠の新規性喪失の例外規定(意匠法第4条第2項)についてのQ&A集」の内容を整理し、よくある質問を追加し、また、新たに改訂意匠審査基準に応じた内容の追加を行った「意匠の新規性喪失の例外規定についてのQ&A集」の作成を行いました。

意匠の新規性喪失の例外規定の適用を受けようとする場合には、以下の資料を適宜参照して所定の手続を行ってください。

3. 意匠の新規性喪失の例外規定についての注意

意匠の新規性喪失の例外規定は、あくまでも意匠出願より前に公開された意匠は意匠を受けることができないという原則に対する例外規定であることに留意する必要があります。仮に出願前に公開した意匠についてこの規定の適用を受けたとしても、例えば、第三者が同じ意匠を独自に創作して先に意匠出願していた場合や先に公開していた場合には、意匠登録を受けることができませんので、可能な限り、早く出願をすることが重要です。

また、海外への出願を予定している場合には、各国の新規性喪失の例外規定にも留意する必要があります。各国の国内法令によっては、自らの公開により、その国において意匠登録を受けることができなくなる可能性もありますので御注意ください。

[更新日 2017年9月1日]

お問い合わせ

特許庁審査第一部意匠課意匠審査基準室

電話:03-3581-1101 内線2910

FAX:03-5570-1588

お問い合わせフォーム

 

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