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その他参考情報

その他ドリル

【技術分類】
 3−1 ドリル

【技術の名称】
 3−1−5 パイロッティングドリルによる穴加工精度の向上(4−1−1、6−2−3i、7−2−3、8−1−2)

【技術内容】
 本研究はふれまわり振動抑制の目的で開発されたパイロッティングドリル(図1)による穴の精度向上に関するものである。立フライス盤を用い、ドリル回転・送り−工作物固定方式で、深さh=20mmの止まり穴あけを行なった。工具はパイロッティングドリルと円すい研削ドリルである。被削材は機械構造用炭素鋼S45C(HB180)、回転数は600rpm、送りは0.03〜0.3mm/revである。切削油は不水溶性硫化塩化油(ユシロDS50、JIS2種13号)である。
 送り量に対する穴入口における穴拡大量を図2に示す。穴拡大量は10個の穴の平均値である。円すい研削ドリルよりパイロッティングドリルの方が全般的に穴拡大量は小さく、特に送りが0.2mm/revではその差は顕著である。また、同図中の( )内に示す標準偏差からパイロッティングドリルの標準偏差は円すい研削ドリルの7〜35%であり、穴径のばらつきも小さいことがわかる。
 穴入口における穴の真円度誤差と真円度形状を図3に示す。円すい研削ドリルでは3角形、5角形の形状が生じるのに対し、パイロッティングドリルでは形状のひずみやライフリングマークは全く見られず良好な真円度となる。パイロッティングドリルを用いて、円すい研削ドリルより小さい穴拡大量、正確な真円度の穴が加工できる。

【図】
 図1 パイロッティングドリル
パイロッティングドリル
 出典:「パイロッティングドリルによる穴加工精度の向上」、「1991年度精密工学会秋季大会学術講演会論文集」、(1991年)、鬼鞍宏猷、甲木昭雄、神田敏和、堀池誠一郎著、精密工学会発行、311頁 図1 パイロッティングドリル

 図2 穴拡大量に及ぼすドリルと送りの影響
穴拡大量に及ぼすドリルと送りの影響
 出典:「パイロッティングドリルによる穴加工精度の向上」、「1991年度精密工学会秋季大会学術講演会論文集」、(1991年)、鬼鞍宏猷、甲木昭雄、神田敏和、堀池誠一郎著、精密工学会発行、311頁 図2 穴拡大量に及ぼすドリルと送りの影響

 図3 穴入口の真円度誤差と真円度形状
穴入口の真円度誤差と真円度形状
 出典:「パイロッティングドリルによる穴加工精度の向上」、「1991年度精密工学会秋季大会学術講演会論文集」、(1991年)、鬼鞍宏猷、甲木昭雄、神田敏和、堀池誠一郎著、精密工学会発行、311頁 図3 穴入口の真円度誤差と真円度形状

【応用分野】
 機械構造用炭素鋼のドリル加工

【出典/参考資料】
 「パイロッティングドリルによる穴加工精度の向上」、「1991年度精密工学会秋季大会学術講演会論文集」、(1991年)、鬼鞍宏猷、甲木昭雄、神田敏和、堀池誠一郎著、精密工学会発行、311頁〜312頁

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[更新日 ;2003.3.28]