【技術分類】

 4−1 全数(Exhaustive)/擬似ランダム(Pseudo Random) TPG


【技術の名称】

 4−1−1 LFSRによる擬似全数(Pseudo−Exhaustive)テストパターンの生成


【技術内容】

 LFSR/XOR方式もしくはLFSR/SR方式により、回路特性に対応したテストパターン生成回路が擬似全数テスト方式として設計される。

 (1)回路構成

 LFSR/XOR方式は線形帰還シフトレジスタ(Linear Feedback Shift Register)回路と排他的論理和(XOR)回路との組み合わせにより構成される。また、LFSR/SR方式では線形帰還シフトレジスタ回路とシフトレジスタ(SR)回路との組み合わせにより構成される。その回路構成は図1の(a)および(b)にそれぞれ示される。図2にはそれぞれのパターン発生の多項式が示される。XOR回路ではdレジスタはLFSRのcレジスタに、eレジスタはLFSRのa、bレジスタの排他的論理和結果に、fレジスタにはLFSRのb、cレジスタの排他的論理和結果が接続される。SR回路では、d、e、fレジスタが直列に接続される。

 (2)回路動作

 LFSRによるテストパターンの生成では、入力信号に相関関係のない出力端子に対して、他の入力信号を兼用することにより、テストパターン数を減ずることが可能である。

 入力数n、出力数m、入出力相関係数kで規定される回路(n,m,k)に対して、入力レジスタ数を0から(n−1)とすると、w(k≦w≦n)が独立したテスト信号数として必要となる。これは、LFSR/XOR方式、LFSR/SR方式ともに同じである。LFSR回路部分は原始帰還多項式(primitive feedback polynomials)を生成し、独立したテスト信号を生成する。XOR回路部分はLFSRによる生成テスト信号に対して要求されたlinear combinationを生成する。LFSR/SR方式ではSR回路部分でlinear combinationを生成する。係数(6,5,3)回路の場合、6ビットレジスタで駆動されると仮定すると、3ステージLFSRが最低限必要とされる。

 図2(a)に示されるLFSR/XOR方式パターン発生器では、x+1、x+x、x+x+1の多項式が生成される。同様に、LFSR/SR方式でも図2(b)に示されるように同じ多項式が生成される。


【図】

  図1 テストパターン発生回路構成 (a)LFSR/XOR方式 (b)LFSR/SR方式

図1 テストパターン発生回路構成 (a)LFSR/XOR方式 (b)LFSR/SR方式

 出典:「Novel Test Pattern Generators For Pseudo-Exhaustive Testing」、「Proceedings of International Test Conference 1993」、(1993年10月17日)、Rajagopalan Srinivasan、Sandeep K. Gupta、Melvin A.Breuer著、IEEE発行、1042頁 Figure 2: TPG Structures (a) LFSR/XOR and (b) LFSR/SR

 Copyright (c) 1993 IEEE


  図2 (a)LFSR/XOR方式 (b)LFSR/SR方式に基づくテストパターン発生回路構成

図2 (a)LFSR/XOR方式 (b)LFSR/SR方式に基づくテストパターン発生回路構成

 出典:「Novel Test Pattern Generators For Pseudo-Exhaustive Testing」、「Proceedings of International Test Conference 1993」、(1993年10月17日)、Rajagopalan Srinivasan、Sandeep K. Gupta、Melvin A.Breuer著、IEEE発行、1043頁 Figure 3: TPGs based on (a) LFSR/XOR and (b) LFSR/SR

 Copyright (c) 1993 IEEE


【応用分野】

 テストパターン発生器


【出典/参考資料】

 「Novel Test Pattern Generators For Pseudo-Exhaustive Testing」、「Proceedings of International Test Conference 1993」、(1993年10月17日)、Rajagopalan Srinivasan、Sandeep K. Gupta、Melvin A.Breuer著、IEEE発行、1041頁〜1050頁



【技術分類】

 4−1 全数(Exhaustive)/擬似ランダム(Pseudo Random) TPG


【技術の名称】

 4−1−2 並列スキャンパスにテストパターンを供給するアレイTPG


【技術内容】

 テスト時間短縮の手法として、並列処理のためのテストパターン生成法である。

 (1)回路構成

 図1(a)に示されるように、10ステージ・アイドルレジスタを持ち、LFSRによる10個のシフト出力を持つ。アレイ出力は、アイドルレジスタのタップ0、2、4、6、8、10より提供される。よりコンパクトな回路として図1(b)に、4個のレジスタによるLFSRで図1(a)構成と同一のテストパターン生成を実現する構成が示される。LFSRと排他的論理和回路を組み合わせることにより、図1(b)ではアレイ出力列が図1(a)に対して反転している。これは、LFSRではレジスタの並びが状態に対して右から左方向となるのに対して、図1(a)のアイドルレジスタは左から右方向となることによる。図1(b)では排他的論理和3個を使用しているが、4個使用することでシリアルにテストパターンを生成する方式もある。図1(b)は図1(a)に対して回路規模が小さく同様の機能を持つテストパターン生成器となる。

 (2)回路動作

 図1(a)ではシフトレジスタが直列に接続され、LFSRから信号が順次シフトされることにより並列パターンがタップ0,2,4,6,8,10から取り出される。一方図1(b)ではLFSRと排他的論理和を組み合わせて図1(a)と同様のパターン列が生成される。


【図】

  図1 (a)4×6アレイ(2×2窓付き)(b)縮小構成4×6アレイ(2×2窓付き)

図1 (a)4×6アレイ(2×2窓付き)(b)縮小構成4×6アレイ(2×2窓付き)

 出典:「Pseudorandom Arrays for Built-In Tests」、「IEEE Transactions on Computers Vol.C-35,NO.7」、(1986年7月)、P. H. Bardell、W. H. McAnney著、IEEE発行、656頁 Fig.8. (a) A4x6 array with a 2x2 window. (b) Compact construction of 4x6 array with a 2x2 window.

 Copyright (c) 1986 IEEE


【応用分野】

 テストパターン生成


【出典/参考資料】

 「Pseudorandom Arrays for Built-In Tests」、「IEEE Transactions on Computers Vol.C-35,NO.7」、(1986年7月)、P. H. Bardell、W. H. McAnney著、IEEE発行、653頁〜658頁



【技術分類】

 4−1 全数(Exhaustive)/擬似ランダム(Pseudo Random) TPG


【技術の名称】

 4−1−3 LFSRによる全数テストパターンの生成


【技術内容】

 BISTに関しては、次の要求がある。1.オーバヘッドはどの程度となるのか。2.本来の回路性能を損なわないか。3.テスト時間はどの程度必要なのか。それらの回答としてLSSD(level-sensitive scan design)を用いたテストパターン生成器を解説する。

 (1)回路構成

 図1に示すように、LFSRのシフトレジスタ数が81個で、ビット0から6が制御信号線に入力される。これらのレジスタは右から左に信号が伝達され、レジスタ64の時刻tの情報は、時刻t+1でレジスタ63に伝達される。レジスタ20個の出力が被テスト回路に接続され、テストパターン生成のための多項式を実現する。ビット80レジスタはビット61、64、68、71、72、73、75、79の排他的論理和出力が入力される。

 多項式は次のように表される。

 P=x20+x18+x14+x12+x11+x10+x+x+1


 (2)回路動作

 シフトレジスタ長はn=81、ビット0−6は加算器の制御信号ラインに、ビット7−40は34ビット加算器に、ビット41−74は他の34ビット加算器に、ビット75−80は回路分割用の追加信号となる。設計事例でのサブセットではシフトレジスタの0−6、29−34、63−68、79ビット目が被テスト回路に接続される。


【図】

  図1 サブセットSでのLFSR回路による原始多項式Pの実現構成

図1 サブセットS<sub>5</sub>でのLFSR回路による原始多項式Pの実現構成

 出典:「Exhaustive Generation of Bit Patterns with Applications to VLSI Self-Testing」、「IEEE Transactions on Computers Vol.C-32 No.2」、(1983年2月)、ZEEV Barzilai、DON Coppersmith、ARNOLD L.Rosenberg著、IEEE発行、193頁 Fig.1 An LFSR implementing polynomial P.(Connections to the combinational logic are shown only for the designated subset S5)

 Copyright (c) 1983 IEEE


【応用分野】

 全数テスト、テストパターン発生器、LFSR、LSSD


【出典/参考資料】

 「Exhaustive Generation of Bit Patterns with Applications to VLSI Self-Testing」、「IEEE Transactions on Computers Vol.C-32 No.2」、(1983年2月)、ZEEV Barzilai、DON Coppersmith、ARNOLD L.Rosenberg著、IEEE発行、190頁〜194頁



【技術分類】

 4−1 Exhaustive/Pseudo Random TPG


【技術の名称】

 4−1−4 n degreeのLFSR


【技術内容】

 ランダムパターン生成方法にはそのアルゴリズムとして、ハードウエア利用とソフトウエア利用による構築が考えられる。ここではソフトウエア手法としてのp−nシーケンスを利用した擬似ランダムパターン生成を紹介する。

 (1)回路構成

 図1にあるようにシフトレジスタを直列に接続し、入力からnステージまで示したものである。k−1レジスタ出力とk−nレジスタ出力を排他的論理和で合成しk−1レジスタに帰還する。

 (2)回路動作

 2進数線形帰還シーケンスを{}とするとその式は次のように表される。

   Σ

 線形帰還の次数をnとすると最大周期は2−1となる。このときの最大長系列をp−nシーケンスと呼ぶ。その多項式は次のように表される。

 )=1+Σ


【図】

  図1 線形帰還によるn次のシフトレジスタ

 図1 線形帰還によるn次のシフトレジスタ

 出典:「Efficient generation of Statistically Good Pseudonoise by Linearly Interconnected Shift Registers」、「IEEE Transactions on Computers Vol.C-23,No.2」、(1974年2月)、WILLIAM J.HURD著、IEEE発行、147頁 Fig.1.Shift register of degree n with linear feedback..

 Copyright (c) 1974 IEEE


【応用分野】

 ランダムパターン発生


【出典/参考資料】

 「Efficient generation of Statistically Good Pseudonoise by Linearly Interconnected Shift Registers」、「IEEE Transactions on Computers Vol.C-23,No.2」、(1974年2月)、WILLIAM J.HURD著、IEEE発行、541頁〜546頁




【技術分類】

 4−1 Exhaustive/Pseudo Random TPG


【技術の名称】

 4−1−5 Module Level Weighted Random Pattern


【技術内容】

 重み付けテストパターンに基づくSTUMPS(Self-Test using MISR and parallel SRSG)をモジュールレベルに適用する。

(1)回路構成

 図1にWRP-Based STUMPS構成を示す。フラットランダムSTUMPSには無い追加要素として、重み付けパターン発生器(WG)、ピン・デマルチプレクサがある。すべての重み付けパターン発生器は独立である。各重み付けパターン発生器は組み合わせ回路で、擬似ランダムパターン発生回路(PRPG)に接続している。

 (2)回路動作

 各重み付けテストパターン発生器はテスト期間中、フラットランダムパターンを供給し続ける。その出力は重み付けランダムビットであり、制御信号ラインからの命令に基づく。各ビットの重み付けは制御信号ラインからの供給量に影響される。

 重み付けテストパターン発生器からのテストパターンは、種々のSTUMPSが持つチャンネルのSCAN−INに入力される。すべてのチャンネルは循環ポインタにより重み付け制御がメモリに設定されている。循環メモリはテスト開始前にプログラムされ、設定されている。循環メモリのサイズ長は最長チャンネルのサイズで決定される。

 テストモード時(T=0)、デマルチプレクス・ピンはWGの制御用として使用される。ノーマルモード時(T=1)、デマルチプレクス・ピンは通常設計通りの機能を果たす。

 各チャネルの出力はMISRに入力される。


【図】

  図1 重み付けランダムパターン用STUMPS構成

図1 重み付けランダムパターン用STUMPS構成

 出典:「Module Level Weighted Random Patterns」、「Proceedings of the Asian Test Symposium 1995」、(1995年11月23日)、Jacob Savir著、IEEE発行、275頁 Figure 1: WRP-based STUMPS

 Copyright (c) 1995 IEEE


【応用分野】

 テストパターン生成


【出典/参考資料】

「Module Level Weighted Random Patterns」、「Proceedings of the Asian Test Symposium 1995」、(1995年11月23日)、Jacob Savir著、IEEE発行、274頁〜278頁



【技術分類】

 4−1 Exhaustive/Pseudo Random TPG


【技術の名称】

 4−1−6 重み付きランダムパターン生成


【技術内容】

 テスト下にあるLSIの基本的入力ピンに対するランダムなテストパターン生成方法。

 (1)回路構成

 48−bitのシフトレジスタRとブルーン等価機能回路Eと2進10進変換回路とビット変換器とによりランダムテストパターン発生器が構成される。レジスタRの2ビット(図ではビット3と20)がブルーン等価機能回路Eに接続される。回路Eの出力はレジスタRの1ビット目にフィードバック接続となる。レジスタRからNビット(図では8ビット)が2進10進変換回路に入力される。変換回路中150出力がビット変換器1に、1出力がビット変換器2に、49出力がビット変換器3に、56出力がビット変換器4に入力される。ビット変換器は各基本入力ピンに接続される。

 (2)回路動作

 パターン発生器の重み付けは各ビット変換器のデコーダ出力による。ビット変換器に接続されるデコーダ出力数に比例してパターン数は増加する。基本入力ピン1にはクロック信号を入力、基本入力ピン2はリセット、基本入力ピン3,4はデータ信号を入力する。


【図】

  図1 パターン発生器の構成

図1 パターン発生器の構成

 出典:「The Weighted Random Test-Pattern Generator」、「IEEE Transactions on Computers Vol.C-24,No.7」、(1975年7月)、H. DANIEL SCHNURMANN、ERIC LINDBLOOM、ROBERT G. CARPENTER著、IEEE発行、696頁 Fig.1. Hardware pattern generator.

 Copyright (c) 1975 IEEE


【応用分野】

 テストパターン発生器


【出典/参考資料】

 「The Weighted Random Test-Pattern Generator」、「IEEE Transactions on Computers Vol.C-24,No.7」、(1975年7月)、H. DANIEL SCHNURMANN、ERIC LINDBLOOM、ROBERT G. CARPENTER著、IEEE発行、695頁〜700頁



【技術分類】

 4−1 Exhaustive/Pseudo Random TPG


【技術の名称】

 4−1−7 シフトレジスタ群を直列接続した擬似ランダムパターン作成


【技術内容】

 ランダムパターン生成方法にはそのアルゴリズムとして、ハードウエア利用とソフトウエア利用による構築が考えられる。ここではソフトウエア手法としてのp−nシーケンスを利用し、シフトレジスタを複数段用いたランダムパターン生成を紹介する。同様のp−nシーケンスにより同時に複数の位相パターンを生成する。

(1)回路構成

 図1にあるようにシフトレジスタ群を3個と、MOD2を3個相互に接続する。シフトレジスタ0群は3個のレジスタを、他の1群と2群は4個のレジスタを持つ。レジスタ0群のXk−3出力をMOD2の0群に接続する。次にレジスタ0群のXk−1出力をMOD2の1群に接続する。同じくレジスタ1群のXk−4出力をMOD2の1群に接続する。さらにレジスタ1群のXk−3出力をMOD2の2群に接続する。そしてレジスタ2群のXk−4出力をMOD2の2群に接続し、Xk−1出力をMOD2の0群に接続する。

(2)回路動作

 シフトレジスタ0群から3群まで、時刻kにそれぞれの左端のレジスタは時刻k−1の状態が保存される。そして順次左から右にレジスタにデータがシフトされる。状態jの時レジスタiは、時刻kとするとXk−jが設定される。


【図】

  図1 3個のシフトレジスタ群を単純線形接続

図1 3個のシフトレジスタ群を単純線形接続

 出典:「Efficient Generation of Statistically Good Pseudonoise by Linearly Interconnected Shift Registers」、「IEEE Transactions on Computers Vol.C-23,No.2」、(1974年2月)、WILLIAM J.HURD著、IEEE発行、148頁 Fig.2. Simple liner interconnection of three shift registers.

 Copyright (c) 1974 IEEE


【応用分野】

 擬似ランダムパターン生成


【出典/参考資料】

 「Efficient Generation of Statistically Good Pseudonoise by Linearly Interconnected Shift Registers」、「IEEE Transactions on Computers Vol.C-23,No.2」、(1974年2月)、WILLIAM J.HURD著、IEEE発行、146頁〜152頁



【技術分類】

 4−1 Exhaustive/Pseudo Random TPG


【技術の名称】

 4−1−8 LSSDにWRPを適用するためのSRL回路の修正


【技術内容】

 重み付けランダムテストパターン(WRP)生成回路。

(1)回路構成

 図1においてL1、L2は一般的なLSSDラッチ回路であり、シフトレジスタラッチ(SRL)により構成される。L1にはWとTの入力端子が付加されている。L5とL6はL2と同一タイプのラッチ回路である。

(2)回路動作

 端子T CLOK、L5 CLOCK、L6 CLOCKがデイスエーブルの場合、SRLは通常動作となり、D端子に入力されるシステムデータはシステムクロックCによりラッチされる。

 重み付けランダムパターン生成は、L5、L6端子設定で制御される。

 L5、L6の制御信号が「0」の場合、低密度モードとなり信号確率は「0.25」となる。

 L5、L6の制御信号が「0」または「1」の場合、通常モードとなり信号確率は「0.5」となる。

 L5、L6の制御信号が両方「1」の場合、高密度モードとなり信号確率は「0.75」となる。


【図】

  図1 重み付けテストパターン生成の構成方法(WRP1 SRL)

図1 重み付けテストパターン生成の構成方法(WRP1 SRL)

 出典:「On Chip Weighted Random Patterns」、「Proceedings of the 5th Asian Test Symposium」、(1997年11月17日)、Jacob Savir著、IEEE発行、345頁 Figure 4: Implementation of the WRP1 SRL for the generation and application of weighted random patterns

 Copyright (c) 1997 IEEE


【応用分野】

 テストパターン生成


【出典/参考資料】

 「On Chip Weighted Random Patterns」、「Proceedings of the 5th Asian Test Symposium」、(1997年11月17日)、Jacob Savir著、IEEE発行、343頁〜351頁



【技術分類】

 4−1 Exhaustive/Pseudo Random TPG


【技術の名称】

 4−1−9 回路構成を変更可能なLFSR


【技術内容】

 回路構成を変更可能なLFSRの構成について。

 (1)回路構成

 LFSRはクロック付きD型フリップフロップと排他的論理和で構成される。図1にあるように、D型フリップフロップの出力からAND回路を経由して、排他的論理和にフィードバックで入力される。AND回路の他方の入力が構成設定入力となり、「0」または「1」に設定されることにより、フィードバックループ位置が決定される。

 (2)回路動作

 D型フリップフロップの出力からAND回路を経由して、排他的論理和にフィードバックで入力される。AND回路の構成設定入力が「1」に設定されることによりフィードバックループ構成され、設定に応じたテストパターン生成回路となる。同様なAND回路を用いて構成設定入力により、回路構成を変更可能なMISRが構成される。


【図】

  図1 回路構成を変更可能なLFSR

図1 回路構成を変更可能なLFSR

 出典:「Exploiting BIST Approach for Two-Pattern Testing」、「Proceedings of the 7th Asian Test Symposium (ATS1998)」、(1998年12月2日)、Xiaowei Li、Paul Y.S. Cheung著、IEEE発行、425頁 Figure1. Configurable LFSR.

 Copyright (c) 1998 IEEE


【応用分野】

 LFSR、MISR、BILBO


【出典/参考資料】

 「Exploiting BIST Approach for Two-Pattern Testing」、「Proceedings of the 7th Asian Test Symposium (ATS1998)」、(1998年12月2日)、Xiaowei Li、Paul Y.S. Cheung著、IEEE発行、424頁〜429頁



【技術分類】

 4−1 Exhaustive/Pseudo Random TPG


【技術の名称】

 4−1−10 畳み込みLFSR/SRによるPseudo−Exhaustiveテストパターンの生成


【技術内容】

 LFSR/XOR方式もしくはLFSR/SR方式により、回路特性に対応したテストパターン生成回路が擬似完全テスト方式として設計される。

 (1)回路構成

 図1にLFSR/SR方式の線形帰還シフトレジスタ回路とシフトレジスタ(SR)回路との組み合わせにより構成を示す。その回路構成は図2の(a)および(b)にそれぞれ示される。

 (2)回路動作

 LFSRによるテストパターンの生成では、入力信号に相関関係のない出力端子に対して、他の入力信号を兼用することにより、テストパターン数を減ずることが可能である。

 入力数n、出力数m、入出力相関係数kで規定される回路(n,m,k)に対して、入力レジスタ数を0から(n−1)とすると、w(k≦w≦n)が独立したテスト信号数として必要となる。これは、LFSR/XOR方式、LFSR/SR方式ともにである。LFSR回路部分は基本的フィードバック多項式(primitive feedback polynomials)を生成し、独立したテスト信号を生成する。XOR回路部分はLFSRによる生成テスト信号に対して要求されたlinear combinationを生成する。LFSR/SR方式ではSR回路部分でlinear combinationを生成する。係数(6,5,3)回路の場合、6ビットレジスタで駆動されると仮定すると、3ステージLFSRが最低限必要とされる。図2(a)に示されるLFSR/XOR方式パターン発生器では、x+1、x+x、x+x+1の多項式が生成される。


【図】

  図1 畳み込みLFSR/SR方式

図1 畳み込みLFSR/SR方式

 出典:「Novel Test Pattern Generators For Pseudo-Exhaustive Testing」、「Proceedings of International Test Conference 1993」、(1993年10月17日)、Rajagopalan Srinivasan、Sandeep K. Gupta、Melvin A.Breuer著、IEEE発行、1046頁 Figure 8: Convolved LFSR/SR

 Copyright (c) 1993 IEEE


  図2 畳み込みLFSR/SR方式(a)入力アサイメント(b)テストパターン状態遷移

図2 畳み込みLFSR/SR方式(a)入力アサイメント(b)テストパターン状態遷移

 出典:「Novel Test Pattern Generators For Pseudo-Exhaustive Testing」、「Proceedings of International Test Conference 1993」、(1993年10月17日)、Rajagopalan Srinivasan、Sandeep K. Gupta、Melvin A.Breuer著、IEEE発行、1046頁 Figure 9:  Convolved LFSR/SR (a) Residue assignment for inputs;(b)TPG stages.

 Copyright (c) 1993 IEEE


【応用分野】

 テストパターン発生器


【出典/参考資料】

 「Novel Test Pattern Generators For Pseudo-Exhaustive Testing」、「Proceedings of International Test Conference 1993」、(1993年10月17日)、Rajagopalan Srinivasan、Sandeep K. Gupta、Melvin A.Breuer著、IEEE発行、1041〜1050頁