| 5−1 オーディオ編集システムの構成 |
|
| 【技術分類】 |
| 5−1 オーディオ編集システムの構成 |
| 5−1−1 カット編集システム |
|
| 【技術の名称】 |
| 5−1−1−A ディジタルシステムによるビデオ音声の接続編集 |
|
| 【技術内容】 |
| ヘリカルスキャン方式のVTRを用いたディジタルオーディオ録音機の出力をカット編集できるディジタルオーディオ編集機の構成を示す。この編集機には、編集点を検出する頭だし機能と、二つのオーディオ信号を自然に接続するためのクロスフェード機能および合成信号の録音機能から構成される。 |
| (1)システムの構成 |
| 図1にシステム構成を示す。編集機本体にはサーチダイヤルを設置した専用のキーボード、再生と録音用のVTR(再生用には2台のVTRを接続してもよい)、およびオーディオ信号を聴取するためのPCMプロセッサが接続される。 |
| (2)編集機内のブロック図と編集動作 |
| 編集機の機能ブロック図を図2に示す。編集作業では、同一のテープあるいは複数のテープ上に記録されたオーディ信号の必要な区間を選択し、任意の順序につなぎ合わせる。テープを再生しながら編集点のスイッチを押すことにより、約6秒間の信号を圧縮してメモリーに記憶させ、サーチダイヤルを用いた低速再生により厳密なカット点を設定する。カット点の絶対番地を参照するためにSMPTEタイムコードを使用している。 |
| 編集作業はあらかじめカット点を指定しておいて、一方のVTRでテープを再生しながら他方のVTRで録音する方法による。録音側VTRに記録された既録音信号Aに再生側(マスターテープ)VTRの信号Bをつなぎ合わせる場合には、メモリーに信号Aのフェードアウト点以前の信号を記録しておき、録音側VTRで信号Aを再生させながらフェードアウト点の6フレーム前からメモリー信号の再生を始め録音側VTRを録音モードに変更する。再生側VTRは、録音側VTRの再生時にSMPTEタイムコードを用いて同期させて再生モードとしておき、メモリー信号の再生とともに、クロスフェード動作を開始させる。VTRの制御はマイクロプロセッサによりシステムコントロール部が行う。 |
| クロスフェード時間は1〜99msの間で10段階に設定可能であり。クロスフェード信号は A×k + B×(1-k)で計算する。kは1〜0に漸減する係数である。 |
|
| 【図】 |
| 図1 システム構成 |

|
| 出典:「ディジタルオーディオ編集機 DAE-1100」、「放送技術」、(1980年11月)、大槻正著、兼六館出版株式会社発行、906頁 図2 編集システム |
|
| 図2 編集機の機能ブロック図 |

|
| 出典:「ディジタルオーディオ編集機 DAE-1100」、「放送技術」、(1980年11月)、大槻正著、兼六館出版株式会社発行、909頁 図7 本体部ブロック図 |
|
| 【応用分野】 |
| ヘリカルスキャン録音、オーディオ、カット編集、クロスフェード |
|
| 【出典/参考資料】 |
| 「ディジタルオーディオ編集機 DAE-1100」、「放送技術」、(1980年11月)、大槻正著、兼六館出版株式会社発行、905頁〜910頁 |
|
|
| 【技術分類】 |
| 5−1 オーディオ編集システムの構成 |
| 5−1−1 カット編集システム |
|
| 【技術の名称】 |
| 5−1−1−B 光磁気ディスク編集機 |
|
| 【技術内容】 |
| オーディオ信号を光磁気ディスクに記録することにより、メディアの交換が容易で、使いやすいノンリニア編集システムを実現した。 |
| (1)システムの構成 |
| 図1にシステム構成を示す。編集入出力はアナログ信号であり、音声信号入力用AD変換ユニットと出力用DA変換ユニットを介して接続され、ディジタル化されたオーディオ信号はI/Oインターフェースを介してバッファメモリーに一時的に蓄積されたのち、SCSIバス接続された光磁気ディスクに非同期転送される。I/Oインターフェースには、SMPTEタイムコードの入出力端子を持つとともに、編集処理用に24ビット処理DSPを搭載している。編集制御はCPU(システムコントロール)によりCPUバスを通じて行われる。音声データは20ビット、サンプリング周波数44.1あるいは48kHzで処理される。 |
| (2)編集動作 |
| 編集作業は2系統のバッファメモリーを用いて行う(図2)。バッファメモリーAを再生中に編集点が現れるまで、ディスクから編集前のデータAn、An+1、An+2が送られ、続いて編集点後につながれる音声データBn、Bn+1、Bn+2をメモリーBに転送される。メモリーBの内容はオフセットをつけて(前のほうにシフトして)メモリーAと同期させながらPCMバスに出力される。メモリーAとメモリーBの時系列的な出力データは、インタフェースボードのDSPでミキシング・クロスフェード処理され再生出力がAからBに切り替わる。 |
|
| 【図】 |
| 図1 システム構成 |

|
| 出典:「3−2 ディジタルオーディオ編集」、「テレビジョン学会誌 Vol.46 No.9」、(1992年9月)、藤井泰彦著、社団法人映像情報メディア学会発行、1086頁 図2 システム構成図 |
|
| 図2 編集時のバッファメモリー上のデータの動き |

|
| 出典:「3−2 ディジタルオーディオ編集」、「テレビジョン学会誌 Vol.46 No.9」、(1992年9月)、藤井泰彦著、社団法人映像情報メディア学会発行、1088頁 図5 編集ポイントでのデータ転送 |
|
| 【応用分野】 |
| アナログ入力、オーディオ、カット編集、クロスフェード、磁気ディスク記憶 |
|
| 【出典/参考資料】 |
| 「3−2 ディジタルオーディオ編集」、「テレビジョン学会誌 Vol.46 No.9」、(1992年9月)、藤井泰彦著、社団法人映像情報メディア学会発行、1085頁〜1088頁 |
|
|
| 【技術分類】 |
| 5−1 オーディオ編集システムの構成 |
| 5−1−1 カット編集システム |
|
| 【技術の名称】 |
| 5−1−1−C オーディオリミックス録音/編集 |
|
| 【技術内容】 |
| 磁気ディスクを記録媒体としたレコーディング/編集機を中心として構成したリミックス編集システム(既録音データを利用し再構成する)を紹介する。 |
| (1)システムの構成 |
| 図1にシステム構成を示す。編集機本体にDAT、CD、レコードプレーヤーなどの再生機と入力用マイク、サンプラを音源入力として接続し、編集後マスターレコーダに出力する構成である。 |
| (2)編集の流れ |
| 編集のフローを図2に示す。編集作業では、アナログあるいはディジタル音源からオーディオ信号を取り込む(RECORD)、この信号の中から必要な部分(カット)を取り出す(EDIT CUTS)。この操作は、実際には必要な場所を記録するのみである。 |
| 編集作業には三つのモードがある。各カットの発生タイミングを時間設定していくのがQリストであり、記録したデータに加えて外部のMIDI楽器にトリガーをかけることもできる。また、外部タイムコードと同期させることが出来る。SONGモードでは再生する順番にカットを並べていく。PLAY
SHEETモードでは、最大9個のカットをテンキーに割り当てて、カットにマニュアルでトリガーかけることが出来る。後2者の場合設定した情報からQリストを作成することが出来る。 |
| 各カットごとにレベル、フェードカーブ、フェードタイムおよびパンポジションの設定ができる。 |
|
| 【図】 |
| 図1 リミックス録音のシステム構成 |

|
| 出典:「テープレス・レコーディング/エディティング・システム DD1000」、「放送技術」、(1992年4月)、大澤優子著、兼六館出版株式会社発行、362頁 図8 リミックス録音 |
|
| 図2 編集作業の流れ |

|
| 出典:「テープレス・レコーディング/エディティング・システム DD1000」、「放送技術」、(1992年4月)、大澤優子著、兼六館出版株式会社発行、360頁 図1 |
|
| 【応用分野】 |
| リミックス録音、オーディオ、カット編集、クロスフェード、MIDI入力 |
|
| 【出典/参考資料】 |
| 「テープレス・レコーディング/エディティング・システム DD1000」、「放送技術」、(1992年4月)、大澤優子著、兼六館出版株式会社発行、359頁〜364頁 |
|
|
| 【技術分類】 |
| 5−1 オーディオ編集システムの構成 |
| 5−1−2 オーディオ編集システム |
|
| 【技術の名称】 |
| 5−1−2−A VTRを入出力とするオーディオ・ポストプロダクション・システム |
|
| 【技術内容】 |
| ハードディスクをベースとしたディジタルレコーディングシステム(オーディオプロセッサ)とコントローラ用パソコンによる構成したVTRオーディオ編集システムの例を示す。 |
| (1)システムの構成 |
| 図1にシステム構成を示す。オーディオプロセッサ本体には2.4GBのHDDと1.2GBのバックアップ用テープドライブを搭載している。テープレコーダ、CDプレーヤー、各種の音源ソース(図の左側)、VTR(図の右下)の入出力を中央のミキシングコンソールを経由してオーディオプロセッサと接続される。録音されたオーディオや編集後のオーディオはミキシングコンソールに接続されたスピーカで聞くことが出来る。 |
| (2)編集機能 |
| 編集コントロールはパソコンにより行われる。カット編集が主体となるが、複数のサウンドファイルをつなぎ合わせるだけでなく、時間軸上の位置を任意に変えることが出来る。重なり合う部分についてはディジタルミキシングされる。映画素材に同期させるためにタイムコードアドレスにサウンドファイルをペーストできる機能も持つ。さらに、ビデオと同期をやりやすくするため、オリジナル音源のピッチを変えないで時間を伸縮させる機能を持っている。 |
| オーディオプロセッサに搭載されたDSPを利用してリアルタイムでイコライザ処理が可能であり、ステレオ5バンド、モノラル10バンドのパラメトリックイコライザ機能が提供されている。 |
|
| 【図】 |
| 図1 ビデオ・ポストプロダクション システム構成 |

|
| 出典:「ダイアクシス・デジタルオーディオ・プロダクション・システム」、「放送技術」、(1992年4月)、贄川和彦著、兼六館出版株式会社発行、380頁 図13 ビデオ・ポストプロダクション |
|
| 【応用分野】 |
| ポストプロダクション、オーディオ、カット編集、パソコンコントロール |
|
| 【出典/参考資料】 |
| 「ダイアクシス・デジタルオーディオ・プロダクション・システム」、「放送技術」、(1992年4月)、贄川和彦著、兼六館出版株式会社発行、375頁〜380頁
|
|
|
| 【技術分類】 |
| 5−1 オーディオ編集システムの構成 |
| 5−1−2 オーディオ編集システム |
|
| 【技術の名称】 |
| 5−1−2−B パソコンを制御に利用するオーディオ編集システム |
|
| 【技術内容】 |
| パソコンをコントローラとして用い、オーディオ編集を容易にするコンソールと、専用のボードおよび編集ソフトウエアを組み合わせたオーディオ編集システムの構成を示す。 |
| (1)システムの構成 |
| 図1にシステム構成を示す。本機は音楽編集を主な目的としたシステムで、単なる編集作業のみならず音楽プログラム作成にも対応している。 |
| 編集前のファイル、編集後のファイルなどはパソコン(CPU)内のHDDに保存される。ミキシング、エフェクトのコントロールは、コンソール(Controll/24)により、スタジオで使われるミキサーと同様な操作環境で行うことが出来る。 |
| MIDIを使った音源にも接続され、キーボードから音楽を、マイクから音声を直接入力できる。高度なエフェクトを使うために外部エフェクターの端子箱(Outboard
Effects Box)を備えている。 |
|
| 【図】 |
| 図1 システム構成 |

|
| 出典:「Pro Tools|HD System Diagrams」、Digidesign社ホームページ、http://www.digidesign.com/products/hd/diagrams/、(検索日2003年1月3日) |
|
| 【応用分野】 |
| DAW(Digital Audio Workstation)、オーディオ、音楽製作、専用ハードウエア |
|
| 【出典/参考資料】 |
| 「Pro Tools|HD System Diagrams」、Digidesign社ホームページ、http://www.digidesign.com/products/hd/diagrams/、(検索日2003年1月3日) |
|
|
| 【技術分類】 |
| 5−1 オーディオ編集システムの構成 |
| 5−1−3 オーディオ編集に使われるGUI |
|
| 【技術の名称】 |
| 5−1−3−A ミキサーGUIを含む編集GUI |
|
| 【技術内容】 |
| パソコン上に構築した、ソフトウエアを中心とした、オーディオ・ノンリニア編集システムのGUIでミキサースライダーを表示させた編集システム。 |
| (1)GUIと構成要素 |
| 図1に代表的な編集画面を示す。画面には、11チャンネルのミキサーが右下に表示されている。 |
| 画面上部には通常のパソコンソフトウエアと同様のメニューバーとツールバーが配置されている。 |
| 左側にはミキサー2チャンネルがズーム表示されている。ズーム表示されるミキサーのチャンネル数は変更できる |
| 右上にはマルチトラック表示が6トラック分表示されている。トラック内にはそのトラックのオーディオ信号の波形が表示される。 |
| エフェクトの選択と設定は下段中央のFX Choices
List とPre & Post FX Patch Listsウインドーで操作する。 |
| このウインドーの左にあるRegions Listsウインドーには各トラックに割り当てられるオーディオファイルの一覧が表示される。 |
|
| 【図】 |
| 図1 編集画面 |

|
| 出典:「Chapter3 GETTING STARTED」、「SAWSTUDIO
USERS GUIDE」、http://www.sawstudio.com/Downloads/SAWStudioManual_123102.zip (検索日2002年12月16日)、「(c)
COPYRIGHT 2000 BOB LENTINI」、3-11頁 |
|
| 【応用分野】 |
| パソコン、オーディオ編集、ソフトウエア、ミキサーGUI |
|
| 【出典/参考資料】 |
| 「Chapter3 GETTING STARTED」、「SAWSTUDIO
USERS GUIDE」、http://www.sawstudio.com/Downloads/SAWStudioManual_123102.zip (検索日2002年12月16日)、「(c)
COPYRIGHT 2000 BOB LENTINI」 |
|