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3.4 介護用浴用機器
浴用機器に関し、代表的な権利化特許、実用新案にもとづく技術発展の流れを図3-4-1〜図3-4-5に示す。
福祉用具として身体障害者や高齢者のための浴用機器を構成する技術は次のように分けられる。
・浴槽構造
・浴槽ベッド
・入浴装置
・その他洗浄方法、生体信号測定など
浴槽構造については介護をしやすくするための浴槽の床の上げ下げや浴槽そのものの昇降技術に関する特許が多く、また、省スペースや使い勝手を考えた簡便、組立式の浴槽、さらに車椅子のまま入浴できる方法などが権利化されている。ただし基本的な技術ではなく改良技術に関するものが多い。
浴槽ベッドは寝たきりの人を入浴させるための装置である。ベッドと浴槽をセットにしたものとベッドと浴槽を兼ねるものとがあるが、ベッドは乾燥した感触が望まれるし、浴槽は必ず水を伴うものであるから、技術的に見ても水漏れの対策など難しいところが多い。ベッドのマットレスをそのまま浴槽に漬けてしまうなど、無理な面が多く、今後の技術開発の余地が大いに残っているところである。
入浴装置はアーム式やレール式リフターで利用者を吊り上げて車椅子などから入浴させる装置である。利用者の不安を解消したり小型化する目的で多くの特許が権利化されている。これらの方法は比較的大がかりな設備となり、一般家庭でどの程度普及するかはなかなか難しい。むしろ人の手を代行する、より優れた介護ロボットの開発が望まれる。
浴槽から洗い場まで腰掛け台を延ばし、段差をわずかとし、手摺りを設けるなどの高齢者などを配慮した浴室についても建設会社などから出願されている。このような身障者、高齢者のための総合的環境作りを前提にした技術開発が今後進むと思われる。
なお、技術的に注目される特許、実用新案
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については、概要と代表図面を「3.7注目特許、実用新案の概要」にまとめた。




