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(1) 出願件数および出願人数の特徴
薄板壁パネルに関する出願は1970年前半の活況から一時停滞したが、90年代に再び活況を呈し、変動はあるが、技術開発が盛んになされ基本的には活況を持続していることがうかがわれる。(図1.4.5-1)
図1.4.5-1 薄板壁パネル技術の出願件数および出願人数比較

図1.4.5-2に示すように、出願人主体別出願人数および出願件数比率を比較すると、出願人数では中小企業が45%、個人が37%、外国企業が10%、大企業は8%を占めている。
一方、出願件数比率では、大企業が56%、中小企業が25%、個人が16%を占め、外国企業は3%にすぎない。
薄板壁パネルの分野での技術開発の特徴は、大企業によって活発になされている点である。
図1.4.5-3に示すように、主体別の出願人数比率推移は、個人の出願が大幅に減少し、代わって中小企業の出願が増加している。大企業、外国企業の出願はほとんど変化がない。
図1.4.5-3 薄板壁パネル技術の主体別出願人数比率

図1.4.5-4に示すように、一方、出願件数/出願人推移では、大企業、中小企業、個人、外国企業ともにわずかな変動がある程度である。
図1.4.5-4 薄板壁パネル技術の出願件数/出願人推移

このことから、この技術分野では、中小企業による技術の開発が活発であことが特徴であると言える。
図1.4.5-5に示すように、この技術分野の主たる出願人は、住宅メーカー、住宅部材メーカー、建設会社である。
出願件数の多い出願人は、傾向として、大手の住宅メーカー、住宅部材メーカー、ゼネコンで占められている。
国外からは、33ヵ国290件が出願されている。米国をはじめとする先進国からの出願が多い。
図1.4.5-6 薄板壁パネル技術の国別出願件数(1971〜96年)

建築用壁材の技術開発は、今後ますますグローバルな視点に立って進められるであろう。
中小企業の今後の技術開発は、大企業が進出しない分野で、付加価値の高い技術開発推進が望まれる。特にニッチ市場(すきま市場)向けの技術開発は期待される。
また、法改正や政府主導のプロジェクトは、 技術開発にインパクトを与えることを認識し、情報 を敏速にキャッチして、この情報をチャンスにすること が大切であると思われる。