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2.1 品種改良共通技術の展開
わが国では、植物や動物自体について公告または登録されている特許はそれほど多くは見られない。
よく知られているものとして、「よもぎ属に属する新植物(特許1281545)」(いわゆるペンタヨモギ)、「子宮角短縮豚(特公昭63-27013)」、「トランスジェニック動物(特許2058915)」などがある。
また、育種法および遺伝子組換え新植物に関するものとしては、それぞれ「黄桃(特公昭59-34330)」、「グリホセート耐性キメラ遺伝子(特許2615013)」(ラウンドアップ耐性)、「植物細胞における遺伝子発現のアンチセンス調節(特許2702921)」(日持ちトマト)などがある。
上記特許も含め、品種改良の基本技術および共通的技術にかかわる権利化されている特許を下記の技術カテゴリーに分け技術展開を示した。
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育種技術 |
構成 |
細目 |
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交配技術 |
植物の雄性不稔技術 |
化学的雄性不稔:化学物質による雄性不稔化 |
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環境条件による雄性不稔:温度、光などによる雄性不稔化 |
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動物の受精関連技術 |
X,Y精子分離、受精卵等の保存など |
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細胞融合技術 |
融合の促進 |
促進剤、条件など |
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融合による作出 |
新品種 |
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細胞組織培養技術 |
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遺伝子操作技術 |
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選抜技術 |
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倍数体技術 |
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変異技術 |
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変異技術、融合促進技術、X,Y精子の分離技術などは、権利満了特許が多い。
一方、細胞組織培養技術は1990年代に入ってからも権利化されている特許が多い。その他の技術では、1980年代後半から90年代前半に権利化されている特許が多く見られる。
今後の新品種改良の有力技術である遺伝子操作技術は、アンチセンス技術、PCR技術、カリフラワー・モザイク・ウィルス・プロモーター利用など基本技術面で外国に特許を抑えられている。 麒麟麦酒は、自社の耐冷性に関する特許などをカルジーン(米国)やモンサント(米国)とかれらの基本特許とクロスライセンス契約を結んで事業展開を図っている。
また、日本製紙は抗生物質耐性マーカーを使用しなくてもよい手法「遺伝子多重導入法(MAT法)(特開平09-154580)」を開発し注目されている。