b.技術開発の主体

 図1.2.2-6は、クランクシャフトの熱処理における出願人を出願件数の多い順に示したものである。

 中小企業であり、熱処理炉メーカーの富士電子工業が第1位であり、次に、自動車、建設機械メーカーである大企業が続いている。なお、富士電子工業は表面硬化の分野でも第1位を占めている(図1.4.2-11参照)。

 

図1.2.2-6 クランクシャフトの熱処理における主要出願人の出願状況

 

 図1.2.2-7は、高周波加熱によるクランクシャフトの熱処理に関する主要出願人をみたものである。これに示されるように高周波加熱によるクランクシャフトの熱処理技術は、1974年に出願したドイツのエローテルム、次に、1975年のドイツのモートレンに続き、我が国では1977年に機械メーカー(久保田鉄工)、1977年に自動車メーカー(本田技研工業)、熱処理企業(富士電子工業)が出願していることが分かる。その後、自動車メーカー、熱処理企業でこの技術に関する開発が活発化している。

 

図1.2.2-7 クランクシャフト高周波加熱の主要出願人