1.11.2 ドイツのバイオ医薬品の開発状況

 バイオ医薬品の日本特許の出願人国籍が第3位であるドイツについて、出願状況をみた。データベースはDWPI(DIALOG)を用い、ドイツ国内の出願については公開年、他国からの優先権主張出願については、最初の出願国での公開年を基準とした。図1.11.2-1にドイツの公開件数推移を、そして表1.11.2-1に公開件数の多い出願人を示す。

 ドイツの場合、公開件数の上位はドイツ以外の出願人に占められており、バイオ医薬品関連の技術開発の主導権は国外企業が保有していることが分かる。

図1.11.2-1 ドイツのバイオ医薬品特許の公開件数推移(全9,721件)
(遺伝子治療関連を除く)

 DWPI(DIALOG)

 

表1.11.2-1 ドイツ特許の公開件数が多い出願人

出 願 人

登録件数

ジェネンテック(米国)

193

ノボ ノルディスク(デンマーク)

187

スミスクライン ビーチャム(イギリス)

172

イーライ リリー(米国)

171

メルク(米国)

171

武田薬品工業

168

ヘキスト(ドイツ)

161

シェーリング(ドイツ)

149

ヒューマン ゲノム サイエンシズ(米国)

137

カリフォルニア大学(米国)

127

ジェネティックス インスティテュート(米国)

108

アムジェン(米国)

106

ベーリンガー マンハイム(ドイツ)

100

カイロン(米国)

96

イミュネックス(米国)

93

ロッシュ(スイス)

85

アメリカ合衆国

83

イエダ リサーチ(イスラエル)

80

DWPI(DIALOG) 1977〜1999年9月

 

 図1.11.2-2 には遺伝子治療関連の公開特許件数の推移を示す。1998年には962件の特許が公開されており、新しい技術である遺伝子治療製剤に対する欧州の出願意欲は極めて高いことが分かる。日本の場合は同じ領域の特許出願件数は1,399件である。

図1.11.2-2 ドイツの遺伝子治療製剤特許の公開件数推移(全4,317件)

DWPI(DIALOG)