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1.4 繊維製品の用途別における機能性繊維加工の状況
前節において、各種機能性が繊維製品製造工程のどの工程で付与されるかの状況を整理した。機能性によって出願された特許件数が大幅に異なるので、件数絶対値での比較はできないが、1つの機能性についてどの工程での出願が多いかどうかを知ることはできた。
この節では、各機能性を有する繊維製品がどの機能性と関連して、どのような用途に主に使用されているかを整理した。
医療用途で出願の多い機能性繊維加工としては、図1.4-1に示すように、吸水性付与関連が多く、さらに抗菌性、消臭性、清涼・快適性に関する特許の出願が多いことが図より分かる。

(1977〜99年8月までに公開の出願)
一方生活用品用途では、図1.4-2に示すように形態安定性、吸水性、導電・制電性、清涼・快適性などに関する出願が多く、一般家庭生活に密着している機能性であることを裏付けている。
図1.4-2 機能性繊維の生活用品用途における機能別出願状況

(1977〜99年8までに公開の出願)
土木・水産・農林用途では、図1.4-3に示すように、要求される機能性が平均化し、色々な機能性が要求されていることがうかがえる。形態安定性、抗菌性、吸水性、難燃性、清涼性、耐炎・耐熱性、感温・保温性、音響特性、帯電・導電性など多くの機能性を要求していることが分かる。
図1.4-3 機能性繊維の土木・水産・農林用途における機能別出願状況

(1977〜99年8月までに公開の出願)
その他一般工業用途においては、図1.4-4に示すように、さらに多くの機能性への特許出願がある。形態安定性、清涼・快適性、抗菌性、吸水、防水性、撥水性、難燃性、耐炎性、感温・保温性、制電性、導電性、音響特性などが出願件数の多い機能性である。必ずしも出願件数が今は多くなくても、今後社会的な状況、生活様式、企業組織の変化、環境問題等、外的要因によって著しい変化をもたらすことは予想しておかねばならない。
図1.4-4 機能性繊維のその他一般工業用途における機能別出願状況

(1977〜99年8月までに公開の出願)
