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2.5.5 肉盛溶接材料
2.4.9項の肉盛溶接技術の中でも述べたように、肉盛溶接材料は、他の溶接材料と異なり、部材を継ぐためではなく、部材の表面に耐摩耗性、耐食性、耐熱性などの特性を付与するためのものである。肉盛溶接材料には大変多くの種類があり、適用する溶接法も、被覆アーク溶接法、サブマージアーク溶接法、ミグ溶接法、マグ溶接法、ティグ溶接法、プラズマアーク溶接法など多岐にわたっており、使う溶接材料もそれぞれの溶接法ごとに異なっている。
肉盛溶接材料は、建設機械、石油精製機械、化学合成機械、セメント機械、自動車、船舶などいろいろな分野で使用されている。図2-5-7に示したように、1980年頃より出願件数が急上昇している。この材料の出願件数の伸びからも肉盛溶接法がアーク溶接技術の重要な技術として位置づけられることをうかがわせる。
図2-5-7 肉盛溶接材料の出願件数推移
