続く

 

代表的な特許の詳細情報

< 肉盛溶接技術 >(要素ごとに出願日順)

○特公昭58-37061
○球面構造物の内面連続肉盛り溶接方法

(概要)圧力容器の鏡板など内面が半球体で、帯状電極でサブマージアーク肉盛溶接が行われるが、通常、一つの同心円で溶接をし、その範囲で溶接が終わると次の同心円にねらいを移すという断続溶接を行っていた。本発明では、構造物の球心を通る鉛直線と構造物の回転軸心との相関関係を特定し、球面構造の内面肉盛溶接を連続で完成させようとするもので、継ぎ目のない品質のよい肉盛り部がえられる。

<(株)神戸製鋼所、公告日S58年8月13日、出願日S51年8月18日>


 

○特公平6-7988
○肉盛溶接方法

(概要)ローラの端面などの段壁面をサブマージアーク溶接で肉盛溶接するとき、従来は石綿ロープなどで流れ落ちを防止して肉盛溶接していたが、余盛高さが変化しやすく、多層溶接は困難を極めた。本発明では、段壁面に近接して所定巾の帯状耐熱物を、アークより複数パス遅れで軸の回転を利用して連続巻回、積層して湯流れ防止壁を構築して行き、連続溶接を可能とする方法を開発した。本法によると肉盛厚さも一定に抑えやすい。 

<(株)神戸製鋼所、公告日H6年2月2日、出願日S61年6月17日>


 

○特公平1-38595
○圧延ローラの肉盛り溶接方法とその溶接装置

(概要)ローラ表面をバンド溶接でスパイラル方式で肉盛溶接する場合、始終両端に幅の広いタブ板を必要とし、コスト的に問題があった。本発明では、始終端ではバンド溶接用フープの幅方向角度を連続的に変え、広幅タブの必要性をなくす事に成功した。本法によると、低コストでローラの肉盛溶接が可能となる。

<大阪富士工業(株)、公告日H1年8月15日、出願日S61年6月25日>


 

○特公昭57-20071
○焼嵌肉盛溶接法

(概要)従来の焼嵌肉盛溶接法は、母材外周に焼嵌鋼管を嵌合し、外周を肉盛溶接してその収縮で焼嵌していたが、外周が高温になると弛みを生じ、不都合を来たすことがあった。本発明では、母体外周に軸線方向に開先溝を設け、焼嵌鋼管の内側に開先溝に合致させて突起物を設けて嵌合させ、高温になっても弛みを生じないようにし、焼嵌方法の改善に成功した。

<(株)富士工業所、公告日S57年4月26日、出願日S52年5月18日>


 

○特公平6-88134
○アダマイト系ロールの肉盛溶接方法

(概要)アダマイト系ロールは、耐摩耗性など熱間特性が優れているため圧延用ロールとして広く使われているが、そのミクロ組織はセメンタイトが存在し、極めて溶接性が悪い。本発明では、脱炭熱処理によって該ロールの表面を低炭素化し、肉盛溶接を可能にして補修溶接も容易となり、経済的に該ロールが使用できるようになった。                       

<日鉄ハード(株)、トピー工業(株)、公告日H6年11月9日、出願日S61年7月18日> 


 


続く