○特公昭59-46708
○薄肉金属管の肉盛溶接方法

(概要)薄肉金属管表面にサブマージアーク溶接で肉盛りを行う場合、円周方向に回転しながら溶接すると溶融金属流れおちたり、さらに溶接熱で金属管が歪むという問題があった。本発明は、溶接中、鋼管内に冷却液注入管をさし込んで任意の位置で冷却液を流出させ、さらに冷却液が一定の深さ管内にたまるよう開口部に堰をもうけ、内面より溶接中に充分冷やすことで上記の問題点を解決することに成功した。

<(株)富士工業所、公告日S59年11月14日、出願日S58年1月26日>


 

○特公平1-28673
○管内面肉盛溶接方法

(概要)管内面肉盛溶接にMIGまたはTIG溶接法が採用されているが、管の回転と溶接トーチの移動を同期させる必要があり、装置全体が大がかりとなった。本発明では、アーム先端に設けたトーチを一定高さで揺動させ、溶接中のアーク電圧を検知してすでに肉盛した部分に到達した時のアーク電圧になった時、トーチを自動的に反対方向に走行する様に自動切換することにより、完全自動肉盛溶接を可能にした。

<日本鋼管(株)、公告日H1年6月5日、出願日S59年4月2日>


 

○特公平3-40663
○エンジンバルブの軸端部肉盛溶接法

(概要)エンジンバルブの軸端部では上端部の凹みに球状溶加材を置いて融接しているが、球状溶加材を軸端面に設置固定するのが困難であった。本発明では、軸上面中央に凹みを形成し、逆円錐形切欠きを有する冷却用治具をその周囲に固定し、その中に球状溶加材を設置してTIG溶接で融接する方法を考案した。この方法をもちいると、従来の溶接の失敗はまったくなくなり、溶接歩留りが大幅に向上した。

<三菱マテリアル(株)、公告日H3年6月19日、出願日S60年6月7日>


 

○特公平5-69633
○弁の硬化肉盛溶接方法

(概要)弁の使用条件が厳しくなるに従ってその品質要求も厳しくなって、とくに切削仕上後の欠陥などが問題になっている。本発明では、弁表面に硬化肉盛溶接を行うにあたり、溶接トーチまたは当金に設けた励磁コイルに低周波交流矩形波電流を流し、溶融金属を撹拌してブローホールや融合不良を防止する方法を提案している。本法によれば、弁肉盛溶接での品質が大幅に向上する事が期待される。

<三菱重工業(株)、公告日H5年10月1日、出願日S60年11月15日>


 

○特公平6-45065
○軸端への肉盛溶接方法

(概要)弁の軸端にTIGやプラズマアークで硬化肉盛を行う場合、ビード形状不良やブローホールなどの欠陥が生じやすい。本発明では、 溶接トーチ先端に励磁コイルを設けて交流矩形波電流を流して生じた 交番磁場と、溶接電流によって生じたローレンツ力により溶融金属を撹拌し、扁平なビードが得やすく、ブローホールの発生を抑える事のできる方法を確立した。本法により、弁の軸端の溶接品質が大幅に改善可能である。

<三菱重工業(株)、公告日H6年6月15日、出願日S61年9月30日>