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審議会

21世紀の工業所有権制度の国際調和に向けた検討課題

平成11年1月28日
特 許 庁
 
いち.総論
グローバル経済に対応した国際的な知的財産保護強化が必要

 世界経済のグローバル化、ボーダーレス化が進展。世界経済の安定的成長のため、技術革新が不可欠。技術開発の促進と競争秩序の維持確保には、開発の成果物である知的財産を世界規模で適切に保護することが必要。
 このような視点から、WTO次期自由化交渉、WIPO制度調和の議論の枠組みの中で21世紀に向け積極的な取り組みが必要。
 21世紀の国際経済を支える知的財産権制度が次世紀に向けて解決すべき主要課題は次の3点。

(1)透明性の高い国際保護ルールの確立と国際的権利取得の効率化
世界経済全体の効率性を高める上で、円滑な貿易、海外投資、技術移転を行いうる透明性・予見可能性の高い安定的なビジネス環境を提供する知的財産権の国際保護ルールの確立が不可欠。また、国際レベルでの権利取得を効率化することが急務。

(2)最先端技術に対する国際レベルでの的確な知的財産権保護
高付加価値製品市場での競争が激化する今日、研究開発へのインセンティブを付与する上で最先端技術に対する国際レベルでの的確な特許保護が必要。とりわけ新規産業の創出に繋がるパイオニア発明に対する「広くて強い」特許保護は、世界大での産業発展、適正な競争秩序を保証。

(3)知的財産権が尊重される魅力ある国際的事業環境の整備
知的財産権の行使の実効性、自由なライセンス契約、公正な競争が保証されるビジネス市場が発展途上国を含め世界的に整備されることは、世界の企業からの投資、技術移転を促し、秩序ある世界経済の発展に寄与。



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