(注意)
- PATOLIS出願件数/WPI出願件数で算出。ただし、WPIのbasic特許は、平均1.4件のprimary出願が含まれることから補正。
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| 第2章. 各論 |
| 1.はじめに |
| 全体の中から特に重要な技術分野と考えられる個別技術を抽出し、それぞれにつき特許出願状況、技術動向、市場動向、企業動向等の調査を詳細に行い、またこれらを解析して将来予測を行った。抽出にあたっては、各テーマの技術や市場の成熟度等を考慮して、できるだけバラエティを持たせるように心がけ、結果として以下の4テーマを選定した。 |
| (1) | 有機物質の製造方法 | | 1,3-プロパンジオール | | アクリルアミド | | 抗生物質中間体(特にセファロスポリン、ペニシリン関連) | | (2) | 製紙関連技術 | | (3) | バイオマスエネルギー(特にバイオマスエタノール) | | (4) | 汚染土壌のバイオ浄化(バイオレメディエーション) | |
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| 2.調査結果 |
| 各テーマ毎の調査結果の概要を表2-1にまとめた。参照すべき図表の番号が適宜示されているが、これは次節の「3.参照データ」に掲載されている。 |
| 表2-1:代表テーマの調査結果の概要(背景、現状と将来展望) |
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| 3.参照データ |
| 各テーマ毎に、調査結果を把握する上で有用と思われる、技術概要、特許出願動向、市場動向等に係るデータを参照データとして提示した。 |
| (1) | 有機物質及びその製造方法 | 1,3-プロパンジオール(PDO) | | 表2-2にバイオ合成法によるPDOの製造関連特許件数をまとめた。 | |
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アクリルアミド |
| 1978年以降1997年までの特許出願の原出願地別の年次別推移を図2-1に示した。原出願地は日本、米国、欧州、その他の4つに分類した。20年間の総件数は116件である。 |
| 図2-1 原出願地域別の出願件数推移 |
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抗生物質中間体 |
| 現代の多くのセファロスポリン系、ペニシリン系抗生物質は、微生物により得られた天然型抗生物質から共通の中間体を製造し、これを原料として化学的に合成操作を行って得られる。共通中間体として重要なものは次の4種である。 |
| | 6-アミノペニシラン酸(6-aminopenicillanic acid、6-APA) | | | 7-アミノセファロスポラン酸(7-aminocephalosporanic acid、7-ACA) | | | 7-アミノデスアセトキシセファロスポラン酸(7-aminodesacetoxycephalosporanic acid、7-ADCA) | | | GCLE注 | |
| それぞれの構造を図2-2に示す。 |
| 図 2-2 βラクタム系抗生物質中間体 |
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| バイオ技術によるペニシリン、セファロスポリン製造関係の出願すべてについては、他の分野と異なり、欧州勢が強い。その年度別分布を図2-3に示す。また、出願人上位10人とその件数を表2-3に示す。 |
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| 図2-3 原出願地域別件数推移 |
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| 表2-3 上位出願人(1-10位)−全体− |
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注GCLE(大塚化学(株)登録商標:7-phenylacetamido-3-chloromethyl-△3-cephem-4-carboxylic_acid_(4-methoxybenzyl)ester) |
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7-ADCAのバイオ合成法の例として、DSM社(オランダ)と、同社に統合されたGist-Brocades社(オランダ)の合弁であるChemferm社(オランダ)が開発した中間工程に酵素を用いるCefalexin(7−ADCAの誘導体)の新しい製造工程の要旨を図2-13-14に示す。 この関連の特許出願として、PCT/EP94/2543(WO95/4148公報), PCT/EP94/2544(WO95/4149公報), PCT/EP96/2434(WO96/38580公報), PCT/EP95/3249(WO96/5318公報)等がある。 |
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| (2)製紙関連技術 |
| 紙パルプ産業において、バイオテクノロジーおよび酵素が利用され得る場面を大観すると、図2-5のようにまとめられる。 |
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| 図2-5 紙パルプ産業におけるバイオテクノロジー |
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| 日米欧の出願件数の推移を図2-6に示す。また、どの技術が出願増に寄与しているかを示すため、図2-7に漂白技術についての各地域間における件数推移比較を掲げる。日本に関していえば、従来塩素系漂白剤の使用により水質汚染が問題化(90年AOX自主規制)したため、酵素利用が注目されその研究開発が進んだもとの見られる。 |
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| 図2-6 出願件数推移 |
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| 図2-7 対象別件数推移(漂白) |
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| 図2-8にバイオテクノロジーを用いた環境に優しい樹木の育種に関する出願の出願人のカテゴリー分布を示す。日本ではほとんど企業からしか出願されていない。特に大学関係からの出願の欠如が特徴的である。一方、米国においては大学が主導的な役割を果たしている。欧州においては民間企業からの出願もあるが、大学又は公的な研究機関からの出願が相対的に多い。 |
| 図2-8 出願人カテゴリー分布 |
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| (3)バイオマスエネルギー |
| エタノール製造工程の概略を図2-9に示す。 |
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| 図2-9 エタノールの製造工程 |
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| 図2-10に原地域別の出願地域選択動向を示す。 |
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| 図2-10 原出願地域と他地域出願の選択傾向 |
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| (4)汚染土壌のバイオ浄化 |
| 農林水産技術情報協会の推定(1995年)による日本の潜在市場を表2-4に示す。 |
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| 表2-4 日本の土壌浄化潜在市場 |
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出典;農林水産技術情報協会、生物機能を利用した農林水産環境修復技術に関する調査報告書、p.256 (1995年における推定値)
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| ついで汚染原因別の出願件数分布を調べた。結果を図2-11に示す。 |
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| 図2-11 汚染原因種別分布(延数) |
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| 各地域において大きな違いが見られる。日本では塩素系溶剤が主な対象であるが、米国、欧州では農薬等の有機化学品、重金属の比率が高い。汚染の実態が各地域でかなり異なっていることを反映しているものと思われる。日本出願に関し、経年的に整理した結果を図2-12に示す。 |
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| 図2-12 汚染原因種別推移(日本) 延数 |
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| 図2-13に塩素系溶剤に関する上位出願人の状況を示す。 |
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| 図2-13 対象別上位出願人(塩素系溶剤) |
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| 機械・電気加工系のメーカーが上位に来ており、これらは自社の事業で使用する有機塩素系溶剤に関係する周辺領域への問題への対応を図っているものと考えられる。 |
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| 問い合わせ先 | 〒 100-8915 東京都千代田区霞が関3-4-3 特許庁総務部技術調査課 技術動向班 担当:千壽、田代 電話:03-3581-1101(内線2155) FAX:03-3580-5741 E-mail:PA0930@jpo.go.jp |
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