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ホーム > 施策・支援情報 > 国際的な取組 > 三極(日米欧) > 淡路島会合(第18回三極特許庁会合:2000年11月2日-3日)結果概要

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淡路島会合(第18回三極特許庁会合:2000年11月2日-3日)結果概要

平成12年11月3日
特許庁

1.日程及び場所

  • (1)日程:平成12年10月30日(月曜日)-11月3日(金曜日)
  • (2)場所:淡路夢舞台国際会議場(兵庫県津名郡)

2.参加者

  • 日本国特許庁 及川耕造長官、石井正特許技監、他
  • 欧州特許庁 インゴ・コバー長官、他
  • 米国特許商標庁 ロバート・ストール対外担当部長(長官代理)、他
  • オブザーバーとして、世界知的所有権機関 ブラッド・ヒューザー顧問、他

3.三極特許庁会合とは?

世界の重要特許の大部分は、日本特許庁(JPO)、米国特許商標庁(USPTO)及び欧州特許庁(EPO)の三庁で審査されていることから、三庁に共通の課題を協力して解決することを目的として、1983年から毎年、三極特許庁会合を開催している。今回は第18回目。

4.今次会合の成果

PCT(特許協力条約)の改善に関するワーキング・グループの設置

特許協力条約(PCT)は、究極的には、世界特許システムの基礎となり得ることから、三極特許庁は、PCT同盟総会でPCT改善の作業が開始されたことを歓迎する。また、三極特許庁は、PCT受理官庁またはPCT国際機関としても主要な地位を占めることから、PCT改善の作業過程において重要な役割を果たすべきことを改めて認識した。
PCTシステムの成功が出願増をもたらしたため三極特許庁は業務負担の問題に直面しており、この問題の解決について高い関心を有している。三極特許庁は、国際調査及び国際予備審査の業務負担を軽減するために、可及的速やかに、臨時的措置をとることが必要である点についても強く認識した。
その結果、三極特許庁は、ワーキンググループの設立を決定し、このワーキンググループで、緊急の課題に対する対処法を検討することにした。ワーキンググループでは、三極特許庁のそれぞれの立場を明確化するとともに、その他のPCT改善策についても併せて検討し、可能であれば、しかるべき時期にWIPO特別委員会に対して提案を行うこととした。

データベースに関する情報交換

三極特許庁は、従来より、先行技術文献調査に関するデータベースの情報の交換を行い導入を図ってきた。三極各審査官のための共通の文献リソースと、新技術のために必要なデータベースツールに注力してきたが、引き続きデータベースに関する情報交換を行うとともに、未整備なデータベースについては新規導入するなどの措置を講じることを確認した。
今後も専門家によるワーキンググループを引き続き開催し、データベースに関する情報の交換を行うとともに、三極共通の情報基盤の構築に努力する。

先端技術

(1)ビジネス方法関連特許出願

JPOとUSPTOは、昨年来、ビジネス方法関連出願に関して、仮想事例を用いて特許性の日米共同比較研究を行い、その結果を6月に公表した。またEPOも、ポジション・ペーパーを提出することで、この比較研究に貢献したが、欧州のビジネス方法の特許性に関する考え方は、日米と比較して、同じ部分も異なる部分もあることを明らかにした。
この比較研究の結果、ビジネス方法関連分野の特許性の判断結果には大きな差異はなく、むしろ問題は、この分野での先行技術サーチが困難であるという点にあることが明らかにされたことから、今回会合では、ビジネス方法関連分野における各庁のサーチツールの有効性を比較するために、この分野のPCT出願20件程度を用いて共同サーチ・プロジェクトを開始することを合意した。また、同プロジェクトの詳細について合意すると共に、来年1月から開始することでも合意した。

(2)遺伝子関連発明

三極特許庁は、遺伝子関連発明における特許性に関する比較研究報告書を採択した。この比較研究は「相同性検索(注)の結果に基づいて機能を推定した遺伝子関連発明」に関するもの。報告書については、JPOが他の2庁に電子データを提供し、三極ウェブサイトで公表することとした。
三極特許庁は、比較研究の結果明らかにされた遺伝子関連発明における審査実務の相違の多くは、判例法を含む各国/地域の法制度の相違に基づくとの認識で一致した。
三庁は、バイオテクノロジー関連発明についての特許政策の幅広い調和を達成するために関連国際フォーラムにおける更なる努力を奨励したG8サミット・コミュニケに留意し、サーチ・審査実務についての相互理解をより明確にするための協力を引き続き行っていくことを通じて、この分野における特許政策の幅広い調和に貢献することを合意した。

(注):相同性検索(ホモロジー検索)について
昨今の遺伝子配列解析装置(シークエンサー)及びコンピュータによる検索技術の進展により発達してきた、1.最初に生物から遺伝子を取り出し、その塩基配列をシークエンサーを用いて決定し、2.次にコンピュータを用いて、その塩基配列情報と、既存のデータベースに登録されている機能公知の遺伝子の塩基配列とを比較し、配列の一致の度合い(相同性)を検索する手法。

[更新日 2000年11月9日]

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