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森長官就任御挨拶文

この度、7月1日付けで特許庁長官を拝命いたしました。

新型コロナウイルス感染症の影響により、リモートワークの導入、オンラインイベントの実施など、新たな生活様式の取組が始まりました。一方で、地球規模では環境問題など多くの困難にも直面しています。

このように社会全体が大きく変わることで新たなニーズが顕在化しており、新しいビジネスを拡大していくためのイノベーションの重要性がこれまで以上に高まっています。

特許庁は、イノベーションの原動力となる知的財産を適切に保護し、イノベーション創出を促進することで、社会課題の解決に貢献してまいります。

そのための特許庁の取組を紹介します。

経済活動のあり方の変化に対応するため、審判口頭審理のオンライン化や申請手続等のデジタル化を進めていきます。

持続可能な開発目標(SDGs)に貢献するための取組として、環境技術の活用を促進するためのプラットフォームであるWIPO GREENの活動を積極的に支援していきます。さらに、2025年の大阪・関西万博に向けて、社会課題解決における知的財産制度の役割を発信するI-OPENプロジェクトを進めていきます。

また、新型コロナウイルス感染症の影響による特許出願件数の減少傾向は、現在回復しつつありますが、本来行うべき研究開発や特許出願については、引き続き適切な対応をお願いいたします。特許庁では、コロナ禍の先も見据え、職員が同じ方向に向かって進むための旗印として、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)*を更新しました。

特許庁の審査においては「世界最速・最高品質」を引き続き堅持します。そのためにも、歳出削減を徹底した上で特許料等の見直しについて検討を進めています。

社会の大きな変容に伴い新たな社会課題が顕在化する中、知的財産行政に課せられた役割の重要性を十分に認識し、引き続き、ユーザーニーズを丁寧に汲み取り、柔軟に対応してまいります。

最後になりますが、知的財産行政に一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様の益々の御多幸を心よりお祈り申し上げます。

特許庁長官
森 清

*ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)

[更新日 2021年7月15日]