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コピー商品撲滅キャンペーン 買わない 売らない 買わせない! No! コピー商品

高等学校における「知的財産権侵害防止教育」学習指導案

知的財産権侵害防止教育の授業を実践するための学習指導案を作成しました。

 若者がコピー商品(注)を買わないよう啓発するため、「買わない 売らない 買わせない!」をキャッチコピーに実施している「令和2年度コピー商品撲滅キャンペーン」の一環として、全国公民科・社会科教育研究会のご協力を得て、コピー商品に関する正しい知識を生徒に教える、知的財産権侵害防止教育の授業を実践するための学習指導案を作成しました。
 高等学校の学習指導要領に準拠し、「現代社会」と「政治・経済」における消費者教育と知的財産権教育に対応し、「標準型」、「ディスカッション重視型」及び「調査+ディスカッション重視型」の3種類の学習指導案をご用意しました。
 各学習指導案に合わせて、生徒に配布する資料やハンドアウト等のPDFをプリントアウトできるようになっておりますので、是非、ご活用ください。


(注)学習指導案では、「知的財産権」を侵害している商品等を「コピー商品」と総称します。

下記のボタンから、閲覧・ダウンロード・プリントアウトできます。

先生用コンテンツ

先生・生徒用コンテンツ

  • コピー商品の見分け方・危険性(PDF:825KB)別ページが開きます
  • コピー商品撲滅キャンペーンスペシャルマンガ(PDF:8.5MB)別ページが開きます
  • 正規品とコピー商品の比較写真(PDF:936KB)別ページが開きます
  • コピー商品撲滅キャンペーンスペシャルマンガムービー(別ページでYouTubeが開きます。外部サイトへリンク)
    コピー商品撲滅キャンペーン
    スペシャルマンガムービー

    上の画像から、別ページでYouTubeが開きます。(外部サイトへリンク)
  • 政府広報テレビ「宇賀なつみのそこ教えて!」(別ページで政府インターネットテレビのページが開きます。外部サイトへリンク)
    政府広報テレビ
    「宇賀なつみのそこ教えて!」

    令和2年12月4日放送回では、コピー商品がテーマに取り上げられました。
    上のアイコンから、別ページで政府インターネットテレビのページが開きます。(外部サイトへリンク)
  • 以下のシーンを参考に、ぜひ授業でも動画をご活用ください。
    ・3:15~ 8:10
     税関の取組み
    ・8:45~14:50
     正規品とコピー商品の比較
    ・14:50~18:40
     企業の取組み
    ・18:40~21:15
     プラットフォーマーの取組み

学習指導案を活用したモデル授業の実施

令和3年1月末から2月上旬にかけて、東京都立西高等学校の高校1年生を対象に知的財産権侵害防止教育のモデル授業が実施されました。なお、当該モデル授業は、学校側の全面的なご理解とご協力を得て、必要な感染症対策を講じた上で行われました。

モデル授業の様子

  • 授業の様子 その1

    学習指導案に基づいて、東京都都立西高等学校指導教諭の篠田健一郎先生が西高校1学年の「現代社会」の時間に知的財産権侵害防止教育のモデル授業を実施しました。

  • 授業の様子 その2

    授業の冒頭で「コピー商品撲滅キャンペーン スペシャルマンガムービー」の60秒バージョンを視聴しました。

  • 授業の様子 その3

    「令和2年度コピー商品撲滅キャンペーン」特設ウェブサイトでコピー商品を見分けるためのチェックポイントを確認して、各々ハンドアウトに書き出しました。

  • 授業の様子 その4

    プリンターのインクやカメラのバッテリー、バドミントンのラケット、シューズの正規品とコピー商品を見比べて、コピー商品は本物そっくりに見えるが正規品よりも性能が格段に劣り、中には身体に危険を及ぼすものがあることを学びました。

  • 授業の様子 その5

    特許庁の職員から、正規品とコピー商品の性能の違いや製品を製造している企業の思いなどを説明する場面も設けられ、生徒たちへコピー商品を買ってはいけないというメッセージが伝えられました。

  • 授業の様子 その6

    生徒を5つにグループ分けして、どうしたらコピー商品を撲滅することができるかディスカッションを行いました。生徒たちによる活発な議論が交わされ、「まず私たち消費者がコピー商品をよく知ることから始めるべき」「社会全体で消費者教育に取り組むべき」等、各グループが意見を発表してクラス全体で共有しました。

モデル授業についての生徒対象アンケート調査結果

モデル授業後に、受講した生徒を対象としたアンケート調査を行いました。
アンケート調査結果は以下のとおりです。

【設問1】知的財産権侵害防止教育のモデル授業は分かりやすかったですか?(SA)

(分かりにくかった1~どちらともいえない3~分かりやすかった5の5段階評価)分かりやすかった88票、やや分かりやすかった43票、どちらともいえない12票、やや分かりにくかった0票、分かりにくかった0票、無回答2票
90%以上の生徒が5と4の高評価を選択しました。

【設問2】授業を受けて特に印象に残ったことは何ですか? 自由に書いてください。

アンケート回答の中から抜粋した5つを紹介します。
授業を受けてコピー商品を購入することがもとの製品の製作者の人たちをいかに悲しませるかということがよく分かりました。コピー商品はホンモノそっくりに作られていて見極めることは難しいが、いくつか見極めるポイントを学ぶことができてよかったです。 

今まで特許庁のHPをのぞいたことがなかったので、わかりやすく消費者の気をつけるべきことがまとめられていて驚いた。もっと広く若い世代に知られるといいなと思った。

「コピー商品を見抜く10の視点」が印象的でした。
特に、商品に気になる点があるときは思い切ってブランドに問い合わせてみることや、返品ができるか確認することは、これから新たに意識しようと思った。

クラスメイトとさまざまな意見を交わしたことで、よりその問題に対する考えが深まった。

実際にコピー商品を見て、パッケージが正規品とそっくりで驚きました。ただ、コピー商品撲滅キャンペーンのホームページに出ていたような基準を確認すると違いが分かる部分もあったので、私もできる範囲でコピー商品を買わないように気をつけようと思いました。

【設問3】コピー商品を「買わない 売らない 買わせない!」ようにするために何をすべきだと思いますか? 自由に書いてください。

アンケート回答の中から抜粋した5つを紹介します。
コピー商品を撲滅するためには、1人の消費者としてコピー商品を「買わない 売らない 買わせない」ということを意識することが大切だということが分かりました。 本物のブランド品とコピー商品の違いを実際に感じることができ、とても刺激的な授業でした。一消費者として、コピー商品を身近な問題の1つとして捉えることが大切だと感じます。

自分の消費者意識がこの授業を受けて変わったように思うので、学生に対する消費者教育は効果があるのではないかと思います。

コピー商品がなぜダメなのかという理由をきちんと知らないが故に、「安いし、別に友人と遊ぶ時に使うだけだからニセモノでもいいや」という考え方が出てきてしまうと思う。 フリマアプリやサイトで規制したり、注意喚起は大切であるが、それ以前に、1人1人がこのダメな理由や、どうやって見抜くかを知って広めていくべきだと思った。

まず、私たち消費者がコピー商品についてよく知ることから始めるべきだと思います。「コピー商品」というものをぼんやり理解していても、どれだけ本物と似ているのか、どこで多く出回っているのか、分かっていなかったことも多かったです。
しかし、「コピー商品というものがどんなものかを知る」だけでも、商品を購入する時に「コピー商品ではないか」という視点を持つことができ、コピー商品の購入を妨げるのではないかと思います。「売らせない」前に「買わない」(買わせない)のが第一歩ではないかと考えました。

私たち一人一人が、コピー商品の悪影響を知り、買ってはいけないことを理解することとこの問題を自分に身近なことだと思えるようにすることが必要だと思います。そのために今回のような授業は私にとってとても有意義なものになりました。コピー商品を見抜くポイントなど、コピー商品を撲滅するために社会全体で消費者教育を推進することやチェック体制を確実なものにすることがこれから大切になってくると思います。ありがとうございました。