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日・アフリカ特許庁政策対話の結果について

2019年9月2日

本件の概要

特許庁は、8月29日に、ケニア、南アフリカ及びアフリカ知的財産機関(OAPI)との知的財産分野での協力を推進することを目的に、日・アフリカ特許庁政策対話を開催しました。本会合では、特許庁より上記各特許庁に対し、知的財産の基盤整備について包括的な協力の強化を進めることを提案し、合意を得ました。

日・アフリカ主要特許庁政策対話の開催

1. 背景

1993年以来、日本が主導し、国連や国連開発計画(UNDP)、世界銀行、アフリカ連合委員会(AUC)と共同で、「アフリカの開発」をテーマとした国際会議(TICAD:Tokyo International Conference on African Development)の第7回会合(TICAD7)が8月27日から30日に開催されたことを機に、日本とアフリカの知財協力の強化を進めるべく、我が国企業の関心が特に高く、スタートアップの活動が活発なケニア、南アフリカ及びアフリカ知的財産機関(OAPI)から長官級をお招きし、8月29日に日・アフリカ特許庁政策対話を開催しました。

2. 結果概要

(1)日本企業の進出が増加するアフリカ主要国・機関との間で、双方の知的財産制度及び知的財産の活用の状況を共有するとともに、特許庁によるこれまでのアフリカ諸国への支援の実績を紹介しました。特許庁より、今後の協力をさらに強化し、TICAD7のテーマにもある「技術・イノベーション」を「アフリカの躍進」につなげることを議論しました。

(2)知的財産の基盤整備について包括的な協力の強化を進めることを目的に、参加したアフリカ特許庁のニーズを的確にとらえ、適切な協力を適時に実現するために、上記各特許庁の知的財産に基盤整備に貢献する、知財人材の育成、審査体制の整備、スタートアップを含む中小企業支援に関する知見の共有、ITに関する知見の共有等の協力を実施します。

また8月28日には、TICAD7の公式サイドイベントとして、『知財で掴むアフリカンドリーム』をテーマに、世界知的所有権機関(WIPO)と共催してパネルディスカッションを開催し、日本貿易振興機構(JETRO)との共催でケニア、OAPIの知財制度セミナーを開催しました。また、WIPO、JETROとの共催でWIPOジャパンファンドを通じたアフリカとの協力やアフリカにおける知財の現状等について情報発信するブースを設置しました。

(写真)関係者の集合写真
日・アフリカ特許庁政策対話集合写真
(松永長官:写真中央)

(写真)着席して意見を述べるパネラー
パネルディスカッションの様子
(南アフリカ ボラー長官:左から二人目)

(写真)ケニア サンゲ長官
セミナーの様子(ケニア サンゲ長官)

(写真)OAPI ボウスー長官
セミナーの様子(OAPI ボウスー長官)

[更新日 2024年2月20日]

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