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2020年10月23日
特許庁、各経済産業局及び内閣府沖縄総合事務局は、知的財産(知財)をビジネスの味方にして上手く活用するきっかけを作っていただくことを目的に、全国各地で「知財のミカタ~巡回特許庁~」を開催しています。
今回が初めての開催となる富山県では、10月15日(木曜日)にイベントを開催し、約80名の方にご参加いただきました。
メインセッションでは、「ゲームがスポーツになって見えてくる価値」と題して、NTT西日本、NTT e-Sports取締役の中島賢一氏を基調講演者として迎え、eスポーツの現状やポテンシャルについて紹介し、eスポーツが創る価値と新たなジャンルにおける知財について考えるきっかけについてお話しいただきました。
また、サブセッションでは、「スポーツを支える知的財産」と題し、株式会社アシックス知的財産部部長の齊藤浩二氏を迎え、株式会社アシックスの歴史について振り返るとともに、これまで力を入れてきた知財に関する取り組みやブランド保護活動について、具体的な事例も交えながらお話いただきました。
聴講者からは、「eスポーツのような知財の保護が考えにくいような分野において、どのような観点から知財との関係においてアプローチをしていくのかが興味深かった。」「スポーツを支える知的財産の講義において、権利侵害の具体的な事例が紹介されたことで、知財やブランドを保護していくことの大切さがよく分かった。」といった感想が寄せられました。
今後は、以下の都市で開催を予定しています。みなさまのご参加をお待ちしています。
挨拶を行う小見山総務部長
挨拶を行う富山県商工労働部長 布野氏
NTT西日本、NTT e-Sports取締役 中島 賢一 氏
講演を行う中島氏
株式会社アシックス 知的財産部 部長 齊藤 浩二 氏
講演を行う齊藤氏
特許庁 審査第一部 自然資源(電子ゲーム・学習) 室長 松下 公一
講演を行う松下室長
講演を行う堺谷氏、波多氏
講演を行う開口氏
「これも意匠!?」と題し、意匠法で保護されている商品と意匠権の活用方法や、改正意匠法による保護対象の拡大についてご紹介するパネル展示を行いました。
展示の様子
地域ブランドをビジネスに活かすヒントがわかる事例や、地域団体商標マークの活用事例をご紹介するパネル展示を行いました。また、GIマークに関する展示を行いました。
展示の様子
INPIT富山県知財総合支援窓口と富山県よろず支援拠点が、知的財産や経営に関する相談を受け付ける「何でも相談コーナー」を開設し、多くの来場者のみなさまにご活用いただきました。
[更新日 2020年10月23日]