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2020年10月30日
特許庁、各経済産業局及び内閣府沖縄総合事務局は、知的財産(知財)をビジネスの味方にして上手く活用するきっかけを作っていただくことを目的に、全国各地で「知財のミカタ~巡回特許庁~」を開催しています。
北海道(旭川市)では、10月22日(木曜日) 昨年10月、ユネスコのデザイン都市として認定された旭川市を始めとした道北地域(上川地域、宗谷地域及び留萌地域)において既に企業経営にデザイン経営を積極的に取り入れている企業の取組を紹介するとともに、ポスト・コロナ時代の企業経営にデザインの視点をいかに活用していくかについて知っていただくことを目的として、「巡回特許庁in道北」を開催し、約110名の方にご参加いただきました。
セッション1では「デザイン経営セミナー」と題して最新のデザイン経営についてご紹介し、セッション2では「道北地域のデザイン経営事例」と題して地域におけるデザイン経営の実践事例をご紹介しました。セッション3では、A.T.カーニー日本法人会長 梅澤 高明 氏がモデレーター、セッション1・2の全講演者と岩崎特許技監がパネリストとなり、デザインを経営にいかに取り込み、知財を活用し次への成長を創出していけるかについて討論しました。
聴講者からは「中小企業によるデザイン経営の実践に関する講義での、デザイン経営に取り組んでいる企業について具体的な事例を交えた話や、経営デザインシートに関する話が興味深く、非常に参考になった。」、「デザインの価値は、意匠権や商標権といった知的財産権を取得することで適切に保護できるということが学べた。」といった感想が寄せられました。
また、北海道中小企業家同友会あさひかわ支部のご協力により、同会員向けに、オンライン配信を行いました。
今後は、以下の都市で開催を予定しています。みなさまのご参加をお待ちしています。
挨拶を行う岩崎特許技監
挨拶を行う中島北海道上川総合振興局長
挨拶を行う旭川市 西川市長
講演を行う楠本氏
講演を行う林氏
講演を行う三又氏
講演を行う伊藤氏
講演を行う角谷氏
講演を行う富田氏
パネルディスカッションの様子
「これも意匠!?」と題し、意匠法で保護されている商品と意匠権の活用方法や改正意匠法による保護対象の拡大についてご紹介するパネル展示を行いました。
また、地域ブランドをビジネスに活かすヒントがわかる事例や地域団体商標マークの活用事例をご紹介する展示や、GIマークに関する展示を行いました。
展示の様子
INPIT北海道知財総合支援窓口と北海道よろず支援拠点が、知的財産や経営に関する相談を受け付ける「何でも相談コーナー」を開設し、多くの来場者のみなさまにご活用いただきました。
[更新日 2020年10月30日]