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2020年11月10日
特許庁、各経済産業局及び内閣府沖縄総合事務局は、知的財産(知財)をビジネスの味方にして上手く活用するきっかけを作っていただくことを目的に、全国各地で「知財のミカタ~巡回特許庁~」を開催しています。
今回が初めての開催となる宮崎県では、10月28日(水)、「地域ブランド」をテーマとして「巡回特許庁in宮崎」を開催し、約70名の方にご参加いただきました。
メインセッションでは、「大衆魚・サバが引き起こした奇跡 ~サバブームにみる地域成功事例~」と題して、宮崎県宮崎市出身で薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト、また全日本さば連合会の広報担当「サバジェンヌ」としても活動されている池田陽子氏を基調講演者としてお迎えし、サバという日本人にとって「当たり前」すぎる魚が、なぜブランド化や新規事業創出により数々の成功事例を引き起こすことができたのか、ご講演いただきました。 サブセッションでは、「コロナで生まれた新事業への挑戦」、「宮崎発、知財創生!」と題して、新たなビジネスや地域創生における知的財産のあり方について、ご講演いただきました。
聴講者からは「地域おこしの成功事例をご紹介いただいたことで、ブランド化や地域PRのヒントを得ることができたとともに、地域団体商標の大切さを理解することができた。」、「知財トラブルの体験談を具体的にご紹介いただいたので、是非今後の業務の参考にしたい。」といった感想が寄せられました。
巡回特許庁の詳細については、以下のサイトをご覧ください。皆様のご参加をお待ちしています。
令和2年度 知財のミカタ~巡回特許庁~の詳細について
挨拶を行う特許庁小見山総務部長
挨拶を行う宮崎県商工観光労働部長 松浦直康氏
薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト/全日本さば連合会広報担当“サバジェンヌ” 池田陽子氏
講演を行う池田氏
株式会社ワン・ステップ 代表取締役社長 山元洋幸氏
若林ビジネスサポート代表 兼 事業構想大学院大学客員教授 若林宗男氏
講演を行う山元氏
講演を行う若林氏
ファシリテーター:
日本弁理士会九州会 弁理士 川口敬義氏
パネラー:
日本弁理士会九州会 弁理士 田代茂夫氏
日本弁理士会九州会 弁理士 小木智彦氏
(公財)宮崎県産業振興機構よろず支援拠点 サブチーフコーディネーター 長友慶徳氏
講演を行う川口氏、田代氏、小木氏、長友氏
「これも意匠!?」と題し、意匠法で保護されている商品と意匠権の活用方法や、改正意匠法による保護対象の拡大についてご紹介するパネル展示を行いました。
また、地域ブランドをビジネスに活かすヒントがわかる事例や、地域団体商標マークの活用事例をご紹介する展示や、地理的表示(GI)マークに関する展示を行いました
展示の様子
INPIT宮崎県知財総合支援窓口と宮崎県よろず支援拠点が、知的財産や経営に関する相談を受け付ける「何でも相談コーナー」を開設し、多くの来場者のみなさまにご活用いただきました。
[更新日 2020年11月10日]