特許庁ステータスレポート2019
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Mock International Arbitration ― Towards Early Dispute Resolution of SEPs in the 5G Era ―模擬国際仲裁 ―5G時代のSEP紛争の早期解決に向けて―Picture 21  写真21Part2 2018 Policy Outcomes第2部 2018年の施策成果JPO STATUS REPORT 2019Support Measures, Law Amendments, etc. 支援施策、法改正等1134) 模擬国際仲裁-5G時代のSEP紛争の早期解決に向けて-(2018年6月、日本)裁判外紛争解決手続は、各国における多数の権利を巡る紛争を一括的に解決可能であり、特に仲裁は、ニューヨーク条約によって国際的な強制執行が可能である。そこで、SEPを巡る紛争を解決する手段として、国際仲裁を東京で行うことの可能性を具体的に示すことを目的として、模擬国際仲裁を開催した。 [写真21]• 仲裁人として、Randall R. Rader元連邦巡回控訴裁判所(CAFC)首席判事をはじめとする各国の知財紛争解決の第一人者を招へい。• 5G(第5世代移動通信システム)時代を想定した仮想事例に基づき、冒頭陳述、侵害論及び損害論についての口頭審問、最終弁論及び仲裁判断を実演。• 弁護士・弁理士・産業界等の知財関係者のべ約650人が参加。また、インターネットでの動画配信を実施。• その後、模擬仲裁人であるRader元判事らが中心となり、裁判外紛争解決機関として、東京国際知的財産仲裁センター(International Arbitration Center in Tokyo: IACT)*4を9月に設立。*4https://www.iactokyo.com/

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