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2017年5月23日
5月22日に、日米欧中韓による商標五庁(TM5)中間会合が、スペイン・バルセロナで開催されました。
会合では、TM5の各協力プロジェクトについて、各担当庁から進捗状況の報告及び今後の進め方に関する提案がなされました。日本国特許庁(JPO)からは、JPOが担当する「悪意の商標出願プロジェクト※1」について、「悪意の商標出願に関する事例集」の完成を報告したほか、「イメージサーチプロジェクト※2」について、2017年秋に専門家会合を開催することを提案し、各庁の賛同を得ました。また、JPOから提案した「品質管理プロジェクト※3」等の新たなプロジェクトの立ち上げに向けた議論を行いました。
また、業界団体・代理人団体等のユーザー代表者を対象としたユーザーセッションの時間が設けられ、JPOからは、「イメージサーチプロジェクト」の現状や今後の取組について紹介し、ユーザー代表者と活発な意見交換を行いました。
さらに、JPOは、欧州連合知的財産庁(EUIPO)と共同で担当している「ユーザー参画プロジェクト※4」の取組の一環として、5月21日に国際商標協会(INTA)※5年次総会において「ジョイント・ワークショップ」をINTAと共催し、「悪意の商標出願事例集」を公表しました。次回、第6回商標五庁(TM5)年次会合は、2017年11月末にスペインで開催する予定です。
三木審査業務部長(1番左)と各庁代表者
ジョイント・ワークショップの様子
[更新日 2017年5月23日]