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IoT関連技術に関するIPCの新設

2019年8月

2020年1月から、IoT(Internet of Things)関連技術に関して、新たなIPCサブクラスG16Yが発効します。

IoT関連技術のためのIPC策定に向けた国際的な議論の結果、G16Yは、ZIT(※1)の付与観点に対応する「業種」(分類表(和訳)(エクセル:13KB)のG16Y10/00参照)に加え、「モノにより探知または収集された情報」(分類表(和訳)(エクセル:13KB)のG16Y20/00参照)、「IoTインフラストラクチャ」(分類表(和訳)(エクセル:13KB)のG16Y30/00参照)、「情報処理の目的に特徴があるIoT」(分類表(和訳)(エクセル:13KB)のG16Y40/00参照)という新たな観点を、それぞれ細展開して付加した内容となっております。また、この特許分類に該当するIoTの定義や業種の細展開について、ZITとは一致しない内容も含むものとなっています。

特に、G16Yの定義については、国際的な議論において、ZITの本質的な定義を維持しつつ各国の意見を踏まえ採択された経緯から、以下の点でZITの定義から変更されていることにご注意ください。

  • (1)対象となるIoTとして、ZITでは、ネットワークに接続されたものであるのに対して、G16Yでは、インターネットに接続されたものに限定される点(分類表(和訳)(エクセル:13KB)の注欄1. 参照)。
  • (2)ZITでは「新たな価値・サービスを創造(※2)する」との観点から、単にネットワークと接続している技術を排除しているのに対して、G16Yでは、上記観点を採用せず、汎用の計算機および通信機器、単なる監視または単なる制御といった汎用的な機器や機能を付与対象から除外することを明示している点(分類表(和訳)(エクセル:13KB)の注欄2. 参照)。
    なお、分類表の原文(PDF:260KB)はWIPOのHP(外部サイトへリンク)からダウンロードすることができます。

(参考)ZIT及びG16Yの定義は以下のとおりです。G16Yの定義の詳細については、分類表(和訳)(エクセル:13KB)の注欄を御参照ください。

ZITの定義

「モノ」がネットワークと接続されることで得られる情報を活用し、新たな価値・サービスを創造する技術

G16Yの定義(分類表から抜粋)

  1. このサブクラスはモノがその内部状態またはその外部環境から情報を探知および収集することを可能にし,およびこれらのモノをインターネットに直接的にまたは間接的に接続することを可能にする技術が組み込まれた物体(“モノ”)の相互ネットワーキングを包含する。ここで情報はモノまたは他の機器,例.サーバー,により処理され,モノ,他のモノまたは他の機器に出力される。(以下略)
  2. このサブクラスは以下のものを包含しない:
    ―単なる監視,例.監視カメラ,または単なる制御,例.遠隔制御装置
    ―汎用の計算機および通信機器,例.コンピュータまたは電話機

(3. 以下略)

ZITとG16Yの定義の主な相違点

ZIT G16Y
ネットワーク インターネットに直接的にまたは間接的に接続
モノ モノ(汎用の計算機および通信機器,例.コンピュータまたは電話機,を除く)
新たな価値・サービスを創造 収集したデータの処理及び出力(単なる監視または単なる制御を除く)

※1 IoT関連技術に関する横断的分類の新設について
※2 ZITでは、「新たな価値・サービスを創造する」とは、得られる情報を活用して新たな情報を生成し、生成された新たな情報を提供すること、または、生成された新たな情報を活用して動作することをいう。

[更新日 2019年8月9日]

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