審決


不服2021-650036

2637 E Atlantic Blvd #33734 Pompano Beach FL 33062(US)
 請求人
GoEuro Corp.
  
東京都千代田区二番町5番地6 あいおいニッセイ同和損保二番町ビル8階
 代理人弁理士
弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
  


 国際登録第1490875号に係る国際商標登録出願の拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。



 結 論
  
 原査定を取り消す。
 本願商標は、登録すべきものとする。



 理 由
  
1 本願商標及び手続の経緯
 本願商標は、「OMIO」の文字を横書きしてなり、第43類に属する日本国を指定する国際登録において指定された役務を指定役務として、2019年(平成31年)3月29日に国際商標登録出願されたものである。
 原審では、2020年(令和2年)10月26日付けで拒絶理由の通知、2021年(令和3年)6月7日付けで拒絶査定されたもので、これに対して令和3年10月5日に本件拒絶査定不服審判が請求され、2023年(令和5年)2月6日付けで国際登録簿に記録された限定の通報があった。
 本願商標の指定役務は、上記限定の結果、第43類「Booking agency services for hotel accommodation; providing temporary accommodation; tourist home services; provision of information relating to the booking of accommodation; consultancy services relating to providing hotel accommodation; information relating to hotels; providing reviews of restaurants and bars; temporary accommodation reservations; providing information of hotel accommodation; providing rating information of hotel accommodation; travel agencies for arranging accommodation; hotel reservations; tour operator services for the booking of temporary accommodation; booking of hotel accommodation; agency services for the reservation of temporary accommodation; hotel accommodation services; provision of information relating to hotels; provision of information relating to restaurants; provision of information relating to bars; making hotel reservations for others; restaurant information services; provision of hotel accommodation; arranging of accommodation for holiday makers; providing travel lodging information services and travel lodging booking agency services for travelers; providing online information relating to hotel reservations; providing on-line information relating to holiday accommodation reservations; providing information about temporary accommodation via the internet.」になった。
 
2 原査定の拒絶の理由
(1)商標法第6条第1項
 本願商標の指定役務は、第43類の役務に、内容及び範囲が不明確な役務を含むものである。
 したがって、本願は、商標法第6条第1項の要件を具備しない。
(2)商標法第4条第1項第11号
 原査定において、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するものとして、本願の拒絶の理由に引用した登録第5912927号商標は、「御御御」の文字を標準文字で表したものであり、平成28年6月1日に登録出願、第43類に属する商標登録原簿記載のとおりの役務を指定役務として、同29年1月13日に設定登録されたものであり、令和2年11月12日に商標権一部取消し審判審決の確定登録があった結果、その指定役務は、第43類「宿泊施設の提供,宿泊施設の提供の契約の媒介又は取次ぎ,インターネットカフェにおける飲食物の提供,インターネット利用環境にある飲食店による飲食物の提供,コミック誌を有するインターネットカフェを備えた娯楽施設での飲食物の提供,茶・コーヒー・ココア・清涼飲料・果実飲料又はアルコール飲料を主とする飲食物の提供,メイドなどに仮装して行なう飲食物の提供,キャバレー・カフェ・ナイトクラブ・ダンスホール・喫茶店及びバーにおける飲食物の提供,その他飲食物の提供,動物の宿泊施設の提供,保育所における乳幼児の保育,コンピュータ・オーバーヘッドプロジェクター・テレビジョン受信機・ビデオテープレコーダー・録音設備を備えた会議室の提供,会議室の貸与,展示施設の貸与,おしぼりの貸与,タオルの貸与、但し、宿泊施設の提供の契約の媒介又は取次ぎを除く」になった。
 
3 当審の判断
(1)商標法第6条第1項について
 本願商標は、その指定役務について、上記1のとおりの役務に限定(補正)された結果、役務の内容及び範囲が明確なものになったと認められる。
 その結果、本願は、商標法第6条第1項の規定の要件を具備するものになった。
(2)商標法第4条第1項第11号について
 ア 本願商標と引用商標の類否
(ア)本願商標は、「OMIO」の文字を横書きしてなるところ、当該文字は一般的な辞書等に掲載された外来語ではないが、ローマ字読みに倣って「オミオ」と発音することができる。
 そうすると、本願商標は、その構成文字に相応して、「オミオ」の称呼を生じるが、特定の観念は生じない。
(イ)引用商標は、「御御御」の文字を標準文字で表してなるところ、当該文字は一般的な辞書等に掲載された語ではなく、その表音も直ちに特定しがたい。
 そうすると、引用商標は、その構成文字に相応して、「オミオ」、「オンオンオン」、「ゴゴゴ」などの称呼を生じ得るが、特定の観念は生じない。
(ウ)本願商標と引用商標を比較すると、外観においては、構成文字が明らかに相違するから、判別は容易である。また、称呼においては、複数生じ得る称呼の一つである「オミオ」を共通にする場合があるとしても、その他の称呼は構成音が明らかに異なるから、記憶される印象において相違する。さらに、観念においては、いずれも特定の観念は生じないから、比較できない。
 そうすると、本願商標と引用商標とは、観念において比較できないとしても、外観において判別は容易であり、称呼において記憶される印象が相違するから、同一又は類似の役務に使用されるときでも、相紛れるおそれはなく、類似しない。
 イ したがって、本願商標は、引用商標とは類似する商標ではないから、その指定役務を比較するまでもなく、商標法第4条第1項第11号に該当しない。
(3)以上のとおり、本願は、商標法第6条第1項の要件を具備するもので、本願商標は同法第4条第1項第11号に該当しないから、それらに該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。
 その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
 よって、結論のとおり審決する。
 


        令和 5年 6月27日

     審判長  特許庁審判官 矢澤 一幸
          特許庁審判官 小田 昌子
          特許庁審判官 阿曾 裕樹

 
(この書面において著作物の複製をしている場合の御注意)
 本複製物は、著作権法の規定に基づき、特許庁が審査・審判等に係る手続に必要と認めた範囲で複製したものです。本複製物を他の目的で著作権者の許可なく複製等すると、著作権侵害となる可能性がありますので、取扱いには御注意ください。
 


〔審決分類〕T18  .261-WY (W43)
            262
            263
            91

上記はファイルに記録されている事項と相違ないことを認証する。
認証日 令和 5年 6月27日  審判書記官  眞島 省二