理 由 |
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1 手続の経緯 |
本願は、2021年(令和3年)10月25日に国際商標登録出願(事後指定)されたものであって、その手続の経緯は以下のとおりである。 |
2022年(令和4年) 8月 1日付け:暫定拒絶通報 |
2023年(令和5年) 1月18日 :意見書の提出 |
2023年(令和5年) 2月24日付け:拒絶査定 |
2023年(令和5年) 6月16日 :審判請求書、手続補正書の提出 |
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2 本願商標 |
本願商標は、別掲のとおり、「blink」の欧文字を横書きしてなり、日本国を指定する国際登録において指定された第9類に属する商品を指定商品として、2021年4月26日にEuropean Unionにおいてした商標登録出願に基づいてパリ条約第4条による優先権を主張し、国際商標登録出願(事後指定)されたものである。 |
その後、本願の指定商品については、当審における上記1の手続補正書により、第9類「Electrical power distribution units; chargers for batteries, electrical energy utilization metering devices.」に補正されたものである。 |
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3 原査定の拒絶の理由(要旨) |
原査定は、「本願商標は、国際登録第1164573号商標(以下「引用商標」という。)と同一又は類似の商標であって同一又は類似の商品について使用をするものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 |
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4 当審の判断 |
本願の指定商品は、上記2のとおり補正された結果、引用商標の指定商品と同一又は類似の商品は全て削除されたものと認められる。 |
その結果、本願の指定商品は、引用商標の指定商品と類似しないものになった。 |
したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定の拒絶の理由は、解消した。 |
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。 |
よって、結論のとおり審決する。 |