PPH MOTTAINAI の開始
(PPH申請要件を緩和)

"MOTTAINAI"は"物事の本来の価値が適切に活用されていないときにその無駄について後悔を覚える"ことを日本語で意味します。
PPHをよりユーザーフレンドリーな枠組みとするために、PPH MOTTAINAIは2011年7月15日に開始しました。JPO(日本)、USPTO(米国)、UKIPO(英国)、CIPO(カナダ)、IP Australia(豪州)、PRH(フィンランド)、ROSPATENT(ロシア)及びSPTO(スペイン)はPPHに基づく早期審査を申請する要件を緩和します。
* EPO(欧州)は2012年1月29日に"PPH MOTTAINAI"を開始しました。
* DPMA(独国)は2012年11月に"PPH MOTTAINAI"を開始しました。
* INPI(ポルトガル)は2013年1月1日に"PPH MOTTAINAI"を開始しました。
* DKPTO(デンマーク)は2013年6月3日に"PPH MOTTAINAI"を開始しました。
* "PPH MOTTAINAI"を含むグローバルPPHは2014年1月6日に開始しました。
1. 背景
特許審査ハイウェイは(PPH) とは、第一庁(出願人が最先に特許出願をした庁)で特許可能と判断された出願について、出願人の申請により、第一庁とこの取組を実施している第二庁において簡易な手続で早期審査が受けられるようにする枠組みです。
PPH申請件数は増加していますが、世界で出願されている総件数に比較するとまだ低調です。そのため、PPHに参加している庁はPPHプログラムの活用に関する普及・促進の方法を議論してきました。
2. PPH MOTTAINAIスキーム
現在のPPHの枠組みにおいて、第一庁は、他の庁がPPHの申請を受理する前に審査結果を提供しなければなりませんでした。しかし、第一庁が必ずしも第二庁より先に実体審査を実施するとは限らないため、この要件は、PPHの申請を制限し、後続庁が他庁の審査結果を十分に活用することを妨げていました。日本語で、このような状況を"モッタイナイ"、"無駄"と表現されます。
そのため、8か国の庁は、PPH MOTTAINAIと呼ばれる修正版のPPHを開始することに合意し、この枠組みは、下記のような状況であっても出願人はPPHに基づく特許審査を申請することができるものです。PPH MOTTAINAIでは、先行庁と後続庁との間でPPH MOTTAINAIを実施しているという条件の下、出願人は、先行庁の審査結果を利用することにより、後続庁でPPHの申請を行うことができます。
詳しくは、各庁のホームページをご覧ください。

ケース1:第二庁(B庁)が第一庁(A庁)に審査結果を提供する場合

ケース2:第一庁がA庁又はB庁以外の場合
3. PPH MOTTAINAI試行プログラムの試行期間
PPH MOTTAINAIは2011年7月15日に開始し、2012年7月14日に試行終了することとなっていましたが、当該試行は、2012年7月15日以降、多くの二国間PPHにおいて無期限延長となりました。詳細は、各庁のホームページ若しくはPPHのガイドラインをご確認ください。PPH MOTTAINAI試行プログラムは、参加庁間における個々の二国間の取り決めによって実施されるものであるため、その取り決めは二庁によりそれぞれ決められるとともに、その二庁間においてのみ有効です。PPHネットワークに参加している他国とのPPHの取り決めには、影響しません。
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