特許行政年次報告書2018年度版
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特許における取組第1章特許行政年次報告書2018年版120質全般に対して「普通」以上と回答した割合は97.4%であり、調査開始から引き続き高い水準の評価が得られている。特許庁は、このユーザー評価調査に加えて、企業との意見交換会や、特許庁ウェブサイト1、電話等からの個別案件に関する情報提供を通じて、特許審査の質に関するユーザーニーズ等の把握に努めている。能にした。本調査における調査票の回収率は、例年9割程度の高い水準にあり、多くのユーザーからの理解及び協力を得て実施されている。2017年度の調査では、国内出願における特許審査の質全般に対して、「満足」又は「比較的満足」と回答した割合は58.3%であり、昨年度(57.0%)より1.3ポイント増加した。さらに、PCT国際出願における国際調査等の2-1-6図 ユーザー評価調査の結果国内出願における質全般の調査PCT国際出願における質全般の調査(資料)特許庁作成c. 審査品質管理小委員会特許庁における品質管理の実施体制・実施状況についての客観的な検証・評価を受け、それを審査の品質管理システムに反映することを目的として、産業構造審議会知的財産分科会の下に、企業や法曹関係者、学識経験者等の外部有識者から構成される審査品質管理小委員会を設置している。2017年度は、前年度と同様に、当該年度に特許庁が実施している品質管理の実施体制・実施状況について、下記評価項目及び評価基準に基づき評価を受け、品質管理の実施体制・実施状況に関する改善点の提言を受けた2。1 http://www.jpo.go.jp/seido/hinshitsukanri/hinshitsukanri.htm#goiken2 http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/shingikai/hinshitsukanri_menu.htm2012年度2013年度2014年度2015年度2016年度2017年度0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%5:満足1.4%30.2%56.6%11.3%0.5%1.5%43.5%47.5%7.3%0.2%2.7%44.4%44.0%8.4%0.5%3.8%50.5%39.4%6.2%0.2%4.2%52.8%37.0%5.7%0.3%5.3%53.0%35.2%6.2%0.3%4:比較的満足3:普通2:比較的不満1:不満2012年度2013年度2014年度2015年度2016年度2017年度0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%5:満足0.8%34.6%59.8%4.9%0.0%3.1%38.6%52.9%5.0%0.4%1.0%39.7%55.9%3.4%0.0%2.2%40.4%53.7%3.7%0.0%2.7%45.7%46.7%4.7%0.3%4.8%49.4%43.2%2.3%0.3%4:比較的満足3:普通2:比較的不満1:不満12

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