特許行政年次報告書2018年度版
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特許行政年次報告書2018年版71第5章第3章第2章第1部・知的財産をめぐる動向第1章第4章(4)PCT国際出願状況2017年の国内外の大学によるPCT国際出願の公開件数ランキングを見ると、第1位から第6位までを米国の大学が独占した。他方、日本、中国、韓国、シンガポール、サウジアラビアの大学が30位以内に16校ランクインするなど、アジア圏の大学も積極的に国際的な権利取得を行っている状況がうかがえる。我が国の大学は30位以内に4校含まれており、最高位は第13位の東京大学である。1-4-10図 PCT国際出願の公開件数上位30位にランクインした国内外の大学(2017年)順位大学名件数1カリフォルニア大学(米国)482 2マサチューセッツ工科大学(米国)278 3ハーバード大学(米国)179 4テキサス大学システム(米国)161 5ジョンズ・ホプキンス大学(米国)129 6フロリダ大学(米国)126 7ソウル大学校(韓国)119 8漢陽大学校(韓国)114 9スタンフォード大学(米国)113 10KAIST(韓国)109 11深圳大学(中国)108 12コロンビア大学(米国)107 13東京大学104 14ミシガン大学(米国)99 14中国鉱業大学(中国)99 16アブデュラ王立工科大学(サウジアラビア)9717ペンシルバニア大学(米国)91 18高麗大学校(韓国)90 18清華大学(中国)90 20東北大学88 21デューク大学(米国)84 22アリゾナ大学(米国)81 23京都大学80 24OUI(英国)75 24大阪大学75 26ピッツバーグ大学(米国)71 27華南理工大学(中国)70 28北京大学(中国)67 28南洋理工大学(シンガポール)67 30江南大学(中国)65 (備考)・最初に記載された出願人名を基に件数を数えている。・出願件数は、2017年に国際公開された出願の件数である。(資料)WIPOウェブサイトの記事「China Drives International Patent Applications to Record Heights; Demand Rising for Trademark and Industrial Design Protection」(2018年3月21日)の項目「Annex 3: Top PCT applicants by educational institution」を基に特許庁作成(3)主要出願人2017年における国内の特許出願公開件数上位大学を見ると、第1位は東京大学で310件、第2位は東北大学で276件、第3位は京都大学で229件であった。上位10大学で全大学の特許公開件数の3割を超えている。また、2017年における国内の特許登録件数上位大学を見ると、第1位は東京大学で284件、第2位は東北大学で227件、第3位は大阪大学で150件であった。上位10大学で全大学の特許登録件数の3割を超えている。1-4-8図 特許出願公開件数上位10大学(2017年)順位大学名件数1東京大学310 2東北大学276 3京都大学229 4大阪大学210 5東京工業大学194 6名古屋大学164 7九州大学158 8北海道大学116 9慶應義塾大学113 10信州大学103 全大学合計5,339 (備考)出願人が大学長又は大学を有する学校法人名の出願及び承認TLOの出願を検索・集計。企業等との共同出願も含む。(資料)特許庁作成1-4-9図 特許登録件数上位10大学(2017年)順位大学名件数1東京大学284 2東北大学227 3大阪大学150 4京都大学139 5東京工業大学128 6九州大学122 7名古屋大学96 8千葉大学78 9北海道大学68 9広島大学68 全大学合計3,645 (備考)出願人が大学長又は大学を有する学校法人名の出願及び承認TLOの出願を検索・集計。企業等との共同出願も含む。(資料)特許庁作成

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