特許行政年次報告書2019年版xii認してみると、Switchのコントローラーの振動(すなわち触覚フィードバック信号)を制御する技術が多数出願されていることが確認された。 図2-2と図2-4とを併せて分析してみると、Switchの小さなコントローラーは任天堂の技術の結晶ともいうべきものであるといえる。このようなコントローラーを使用して、平成30年からNintendo Laboという商品が販売されており、この商品ではSwitchのコントローラーの技術をいかんなく発揮して、ユーザーに多様な遊びを提供しているのである。Nintendo Laboの一例として、コントローラーを利用したリモコンカーや釣り竿などがある。 (本分析では任天堂の特定の特許についてのみ考察しているが、)ゲーム業界では従来通りのビデオゲームのみではなく、遊び手に多様な経験をさせるユニークな商品が開発され、令和時代のヒット商品となっていくのではないだろうか?2018年(平成30年)に発売したNintendo Labo:バラエティキットⓒ2018 Nintendo図2-4 任天堂 ビデオゲーム用の出力装置(入力装置に触感フィードバック信号を生成するもの)の 分類の特許出願件数05101520235678910111213141516171819202122232425262728293031平成元年(年)(件)400000000000000000111133322255182Nintendo Switch発売冒頭特集
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