特許行政年次報告書2019年版172第8章多様なユーザーへの支援・施策(2) 知的財産プロデューサー1 公的資金が投入された研究開発コンソーシアムや大学には、革新的な研究成果の創出や国際競争力の向上が期待されている。我が国のイノベーションの促進に寄与することを目的とし、研究開発プロジェクトを推進する研究開発機関等を対象に、知的財産の視点から、成果の活用を見据えた戦略の策定、研究開発プロジェクトの知的財産マネジメント等を支援するため、企業での知的財産実務経験等を有する専門人材である知的財産プロデューサーを派遣している。 具体的には、プロジェクト初期では知財管理基盤の整備、研究開発戦略・知財戦略の策定の支援、プロジェクト推進期では戦略的な知財群の構築等知財マネジメントの推進の支援、プロジェクト終期ではプロジェクト全体で獲得した知的財産成果の総括と情報共有の支援、プロジェクト終了後の知的財産管理主体における知的財産管理・活用方法の確認・共有の支援を行っている[2-8-7図]。◇2018年度実績 派遣:延べ 34プロジェクト1 お問い合わせ先:下記ウェブサイトの「30. 知的財産の活用に関すること」を参照 https://www.jpo.go.jp/faq/list.html12-8-7図 知的財産プロデューサー派遣事業の概要
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