特許行政年次報告書 2019年版
312/356

特許行政年次報告書2019年版282第2章グローバルな知的財産環境の整備に向けてト。プロジェクトの成果物として、各庁の取組の比較についてまとめた調査報告書を作成する予定である。「意匠データ資源(非特許文献)に関する研究」(CNIPA・JPO) 各庁が保有する意匠審査用公知資料情報の収集及び利用方法に関する比較研究を行うプロジェクト。プロジェクトの成果物として、各庁の保有するデータ資源の比較についてまとめた調査報告書を作成する予定である。「新規性審査におけるインターネット情報の証拠性に関する研究」(JPO・CNIPA) 意匠の新規性審査におけるインターネット情報の取扱い実務について、五庁の比較調査研究を行うプロジェクト。プロジェクトの成果物として、各庁の取り扱い実務の比較についてまとめた調査報告書を作成する予定である。「ID5推奨意匠実務に関する研究」(JPO・USPTO) 意匠登録出願手続における方式要件の国際的な調和に向けて、意匠法条約(DLT)草案に基づく意匠実務をID5が国際的に推奨していくことを目指すプロジェクト。プロジェクトの成果物として、ID5推奨意匠実務を作成し公開する予定である。「3Dプリンティングと意匠保護に関する研究」(KIPO) 意匠権による保護と3Dプリンティングに関わる行為との関係性について、五庁の比較調査研究を行うプロジェクト。プロジェクトの成果物として、五庁の比較結果についてまとめた調査報告書を作成する予定である。「侵害時の救済手段に関する研究」(USPTO・KIPO) 意匠権による保護の実効性を可視化し、効果的な権利活用を支援することを目的に、意匠権侵害時の救済策について五庁の比較調査を行うプロジェクト。プロジェクトの成果物として、五庁の比較結果についてまとめた調査報告書を作成する予定である。c. 検討終了プロジェクト「意匠の図面要件に関するカタログ」(EUIPO) 五庁における意匠の図面表現の取扱いに関する法令及び実務の情報を収集・整理し、比較したカタログを作成するプロジェクト。プロジェクトの成果物として、各庁が適用する法令の規定や審査基準等に基づく実務運用の比較をまとめた調査報告書を、ID5公式ウェブサイト1において公表している。「新しい技術の意匠の保護に関する実務の研究」(EUIPO・USPTO) 五庁における、GUI等、新しい技術に由来した意匠の保護に関する法令及び実務の情報を収集・整理し、比較研究を行うプロジェクト。プロジェクトの成果物として、各庁が適用する法令の規定や審査基準等に基づく実務運用の比較をまとめた調査報告書を、ID5公式ウェブサイトにおいて公表している。「意匠統計の取りまとめ」(JPO) 相互に関心の高い意匠統計データの共有を目的として、共通の指標に基づく統計データの定期的交換を行うプロジェクト。最新の統計データは、ID5公式ウェブサイトにおいて公表している。「意匠分類に関する協定及び実務に関する研究」(JPO・KIPO) 五庁が利用する意匠分類の体系及びその運用実務に関する情報を収集・整理し、比較研究を行うプロジェクト。プロジェクトの成果物として、比較研究の結果をとりまとめ、その報告書をID5公式ウェブサイトにおいて公表している。1 http://id-five.org/1

元のページ  ../index.html#312

このブックを見る