特許行政年次報告書 2019年版
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知的財産をめぐる動向第1部第4章特許行政年次報告書2019年版59(1) 特許出願件数の推移 我が国の大学等からの特許出願件数を見ると、2007年をピークに漸減傾向にあり、2014年から漸増に転じていたものの、2018年の特許出願件数は前年比1.9%減の7,146件であった[1-4-6図]。(2) 特許出願の審査結果の状況の推移 大学等からの特許出願の審査状況を見ると、2018年に審査結果が出たもののうち、特許査定されたものは全体の79%(特許査定率)であった。近年、大学等における特許査定率は、全出願人における特許査定率1よりも高くなっている[1-4-7図]。2.特許出願状況(件)(年)7,8597,8597,6017,6017,1517,1516,9096,9096,7566,7566,9626,9626,5616,5616,8996,8996,9676,9677,2237,2237,2817,2817,1467,14601,0002,0003,0004,0005,0006,0007,0008,0009,00020182017201620152014201320122011201020092008200701,0002,0003,0004,0005,0006,0007,0008,0000%20%40%60%80%100%拒絶査定、取下・放棄特許査定件数特許査定率2018201720162015201420132012201120102009(年)(件)1,3212,3303,2074,43667%4,64370%3,9083,5483,4523,2893,2681,05856%1,74857%1,88363%2,2341,9501,49772%1,28573%87680%83180%88879% 大学等における基礎研究の成果を事業化に結び付けるためには、さらなる応用研究が必要となる。企業等が応用研究を安心して行うためには、ライセンスを受ける研究成果が特許権等で適切に保護されている必要がある。本節では、大学等における特許出願状況について紹介する。1 第1部第1章1.(1)参照(備考)出願人が大学長又は大学を有する学校法人名の出願及び承認TLOの出願を検索・集計。企業等との共同出願を含む。(資料)特許庁作成1-4-6図 大学等からの特許出願件数の推移1-4-7図 大学等からの特許出願の審査結果の状況の推移

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