• 用語解説

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Vol.52
広報誌「とっきょ」2022年3月10日発行

知財戦略どうやって取り組んでるの?

株式会社ジャクエツ

知財戦略に積極的に取り組む企業をピックアップ!
今回は、ユーザー目線に立ったデザイン思考で新たな価値を創造し、その中で生まれた特許技術をしっかり守る取組をする、ジャクエツをご紹介します。

1コマ目の地の文:「未来は、あそびの中に。」これは1916年に福井で生まれた株式会社ジャクエツのスローガン保育教材遊具園児服空間づくり…事業は多岐にわたる 2コマ目の地の文商品の安全性やデザイン性はもちろんですがやはり中心にいるのは子どもたちです代表取役徳本達郎氏 1コマ目の地の文:マーケットインのものづくりはここから 始まる福井本社INUHARIKO LAB多目的室はアイデアの交差点過去の試作品や製品が並ぶ開発担当 営業社内外のデザイナー遊具を製造する職人まで一堂に集まりアイデアを出し合う 1コマ目の地の文:製品づくりの一例を挙げると… 体力が低下している子どもが近年 多く園内でのけがも増えているそうです子どもの体力を底上げするにはどうすれば…?クライミングはどうでしょう?全身を使い空間認知能力を養えますクライミング第一人者 東 秀磯氏これはゲーム性がありますね心の成長やコミュニケーションにもつながるね幼児向けのクライミングウォールの開発に着手しよう 1コマ目の地の文:敦賀市内にある4つのモデル園を活用しながら検証と実験を開始くぐったり越えたりできるアーチはどうでしょう?うーん…我々の予想に反してあまりうまく遊べていない 1コマ目の地の文:子どもの「あそび」と安全を大切に考える開発の中で2つの特許が生まれる独自の鋳物でホールドを留めれば安全だしルートも再設定できそうだ! 2コマ目の地の文:ステップがあれば2歳児でもチャレンジできる遊具になりますそれは良い!採用しよう自社の技術は特許としてしっかり守る 1コマ目の地の文:ユーザー目線を追求するデザイン思考でクライミングウォールガンバが誕生した!CLIMBING WALL GAMBA KIDS DESIGN AWARDにて キッズデザイン賞受賞 独自開発の遊具用部材 チャレンジステップ 1コマ目の地の文:「あそび」の輪は社外にも…プレイデザインラボ = 「子どものあそび」の研究所を設立 子どもの反応は刺激になりますね 名だたるデザイナーや研究者が集結・協業して「あそび」にイノベーションを創出する取組を実施している 2コマ目の地の文:「あそび」の環境をデザインし子どもを大きく花開かせる「未来価値」を見つめ 考え創造し続けることこそ私たちの使命です!
INTERVIEW
代表取締役 徳本達郎氏

代表取締役 徳本達郎氏

子どもたちの「あそぶ力」を伸ばすことは、未来を切り拓くこと。そんな思いでものづくりに取り組んできました。プロダクトにとどまらず、今後は「あそび」の空間や場の価値を知財化していくことも大切だと考えています。

PROFILE

株式会社ジャクエツ

株式会社ジャクエツ [所在地]福井県敦賀市若葉町2-1770(福井本社/工場)、東京都港区高輪4-24-50(東京本社)
[URL] https://www.jakuets.co.jp(外部サイトへリンク)
[設立年] 1949年
[業種] 小売業(教育関連)、その他製造業
[従業員数]649人(2022年1月)

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