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Vol.54
広報誌「とっきょ」2022年10月11日発行

アイデア・出願・事業展開・海外展開 etc

無料でアドバイス
知財支援はINPITインピットにおまかせ!
有限会社 印傳の山本

「知財総合支援窓口」は独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が、47都道府県に設置している地域密着型の相談窓口です。 中小企業をはじめとした皆さまの経営課題解決に向け、自社のアイデア、技術、デザイン、ブランドなどの“知財”の側面から支援を行っています。

知財総合支援窓口って?
INPITイメージ画像

経験豊富な支援担当者が、まずはご相談者さまのお話を通じて“経営”と“知的財産”の課題を把握し、事業・知財戦略の策定助言や、それらの戦略に合った知財活動の方向性をご提案。専門性の高い課題などについては、弁理士・弁護士といった専門家やよろず支援拠点をはじめとする関係支援機関と連携して、効率的・網羅的に解決を図ります。相談は窓口での対面相談に加え、訪問、電話、メール、WEBでも受け付けています。

INPITがお手伝いしました!

伝統工芸の技を生かした事業展開の
新たなあり方を知財の側面からサポート
有限会社 印傳の山本
甲州印伝
支援概要

 甲州印伝の製造・販売を行う印傳の山本。社長の山本様は、甲州印伝の総合部門で現在唯一の伝統工芸士です。伝統技術・技法を継承しつつ、さらに伝統を進化させる上での経営課題の掘り起こしを行いました。「伝統工芸士の技」「多色」「新時代をつくる先見性」「コラボレーション」の4つを戦略の軸として設定。弁理士、ブランド専門家、INPIT知的財産戦略アドバイザーなどからの助言・支援を基に、事業戦略の方向性などを明確化。新商品の展開や、意匠権・商標権・著作権などのさまざまな知財対策を進めました。

支援成果

 事業戦略の方向性に合わせた知財戦略を基に、模倣対策として複数の意匠権と商標権を取得。ブランディングの視点から自社サイトの改修にも着手。伝統と革新を調和させ、甲州印伝のさらなる進化を推進しています。

(左)山梨県知財総合支援窓口 近藤様(右)有限会社 印傳の山本 山本様
(左)山梨県知財総合支援窓口 近藤様 (右)有限会社 印傳の山本 山本様
有限会社 印傳の山本
代表取締役社長 山本様より

今回の支援を通じ、自社の特色と知財の重要性を再認識できました。また意匠権や商標権を取得できたのは、今後の商品展開において非常に重要であるといえます。今後は得た知見を基に、さらなる発展、また知財の活用をしていきたいと考えています。

山梨県
知財総合支援窓口 近藤様より

支援のきっかけであった「鳥獣戯画」をモチーフとした意匠権の取得から始まり、同社の進化する伝統に対する社長の真摯しんしさに接することができました。支援中に学ぶことが多くあり、とても勉強になりました。知財を活用した同社のさらなる発展を願っています。

PROFILE

有限会社  印傳の山本

有限会社 印傳の山本 [所在地] 山梨県甲府市朝気3-8-4
[TEL] 055-233-1942
[URL] https://www.yamamoto-inden.com(外部サイトへリンク)
[設立年] 1955年
[業種] 甲州印伝商品の製造・販売
[従業員数] 5人

INPIT知財総合支援窓口
全国共通ナビダイヤル
TEL 0570–082100
(平日 9:00 〜 17:00)
※全国 47 都道府県に設置されたお近くの窓口におつなぎいたします
知財総合支援窓口 知財ポータル
WEB https://chizai-portal.inpit.go.jp/(外部サイトへリンク)
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