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Vol.59
広報誌「とっきょ」2023年12月15日発行

知財戦略どうやって取り組んでいるの?

株式会社mediVR

知財戦略に積極的に取り組む企業をピックアップ。
特許技術を駆使して、新しい療法を具現化したリハビリ用医療機器を製造・販売し、令和5年度の知財功労賞(経済産業大臣表彰)を受賞した、mediVRをご紹介します。

1コマ目の地の文:株式会社mediVR 2016年創業仮想現実技術を利用したリハビリテーション用医療機器を製造・販売する 代表取締役社長 原 正彦氏 2コマ目の地の文:原社長はもともと循環器内科専門医として活躍していた 論文執筆多数!米国心臓病学会の奨励賞など数々の受賞! 1コマ目の地の文:脳梗塞や脳出血で麻痺に苦しむ患者の姿を見て、もっと良いリハビリの仕組みを…と起業を決意! 2コマ目の地の文:こうして誕生したのが「mediVR カグラ」 1コマ目の地の文:「体性認知協調療法」という脳と体の情報処理ネットワークを可視化して整理する新しい療法をかたちにした いわゆるVR(仮想現実)による「脳の再プログラミング」なんです! 病気で絡まった神経回路をVRでほどくイメージ 1コマ目の地の文:その設計思想は他のVRやAR(拡張現実)MR(複合現実)機器とは決定的に異なる! ①コントローラーと目標物をマッチさせる「点推定」技術※自分の体が見えないので没入できる ②視覚・聴覚・触覚を刺激するマルチチャネルバイオフィードバックシステム※五感を動員して脳に効率よく学習させる たくさんの特許技術が集積しています! 1コマ目の地の文:知財が事業の根幹にあるmediVRでは会社挙げての「総力戦」で知財戦略を実行しています! 2コマ目の地の文:①特許出願時は原社長自身が特許庁審査官とディスカッション 対面の方が想いが伝わる 3コマ目の地の文:②実務を通じて社員全員の知財リテラシー向上! よし書類できた! この特許は登録されているかな? 1コマ目の地の文:③取得知財をリスト化20年の権利期間を意識してタイムリーに取得! 2コマ目の地の文:④信頼できる外部パートナーと連携 よろしくお願いします 3コマ目の地の文:⑤社員が競合の権利侵害にアンテナを立ててチェック これは特許侵害じゃないですかね? 1コマ目の地の文:皆のモチベーションの源泉は患者や家族の喜びの表情! 僕らのミッションは患者さんを治すことに尽きます 2コマ目の地の文:次の目標は「体性認知協調療法」を世界中に普及させること 日本をもう一度元気と自信に満ちた社会にしなければ!

マンガ=柏原かしわばら昇店しょうてん

INTERVIEW
代表取締役社長 原 正彦氏

代表取締役社長 原 正彦氏

まずは日本で体性認知協調療法(SCCT)を普及させ、現在の医学では改善が難しいというあらゆる疾患の患者やその家族が改善の希望を持てる世の中を作って、将来的にはその技術を世界に向けて輸出していきたいですね。

PROFILE

株式会社mediVR

株式会社mediVR [所在地] 大阪府豊中市寺内2丁目4番1号 緑地駅ビル3階(本部オフィス)
[URL] https://www.medivr.jp(外部サイトへリンク)
[設立年] 2016年
[業種] 医療機器製造・販売
[従業員数] 25名

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