• 用語解説

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Vol.61
広報誌「とっきょ」2024年7月30日発行

知財戦略どうやって取り組んでいるの?

環境大善株式会社

知財戦略に積極的に取り組む企業をピックアップ。
事業承継を機に実施した、デザイン経営への徹底した取組などが評価され、令和6年度の知財功労賞(経済産業大臣表彰)を受賞した、環境大善株式会社をご紹介します。

1コマ目の地の文:環境大善株式会社 酪農の盛んな北海道北見市で創業! バイオ消臭液「きえ~る」を主力製品として販売 牛の尿を微生物で発酵させた液なんです 創業者 窪之内覚氏 2コマ目の地の文:事業を承継した息子の社長は企業理念やブランドの再定義を決意 会社のビジョンを商品に宿らせないと次代には残れない… 代表取締役 窪之内誠氏 1コマ目の地の文:2018年 アートディレクター鎌田順也氏と運命的な出会い このタイミングでボトルのデザインだけを変えても効果は限定的です 御社の3年分の決算書を見せてください アートディレクター鎌田順也氏 2コマ目の地の文:デザインを改革する前に会社の内容を徹底分析 環境や地域経済に貢献する事業の基本理念を立ち上げる 我々の事業は地球環境を救うんだ! 経営理念「発酵経営®」 1コマ目の地の文:こうしてデザイン経営のプロジェクトが本格的に始動! 2019年①インナーブランディング(会社のビジョンや価値観を社内で共有) 2020年②社名やシンボルマーク他を変更し世界観を発信(新聞広告やYouTube) 「経営」あっての「デザイン」順序が大事です 1コマ目の地の文:さらに二つのポイントで事業を強化! 2コマ目の地の文:①知財戦略 「きえ~る」や「発酵経営」など積極的に商標を取得 権利化をサポートします一緒に頑張りましょう! 外部の専門家チーム(弁護士・弁理士) 3コマ目の地の文:2021年「きえ~る」のデザインリニューアルと同時に、商標権を取得 1コマ目の地の文:②研究開発 「きえ~る」の効果をより科学的に探究 ●北見工業大学と共同研究講座を開設 ●北海道大学とも共同研究スタート ●自社内に「土、水、空気研究所」開設 土壌改良材や水質改善材としての価値も注目されています 2コマ目の地の文:こうして地元の酪農家・大学・消費者が参加してつむぐサステナブルなアップサイクル型循環システムが機能し始めました 1コマ目の地の文:今後は経済成長著しい東アジア・東南アジアへの展開をより本格化させます! 2コマ目の地の文:大善の「善」の文字をモチーフとしたシンボルマーク善玉菌の大善君 そしてコーポレートスローガンの「地球の健康を見つめる」をこれからも実践し続けます!!

マンガ=柏原かしわばら昇店しょうてん

INTERVIEW
代表取締役 窪之内 誠氏

代表取締役 窪之内 誠氏

デザイン経営に取り組む多くの企業は、すでに何かしらのブランドイメージや製品デザインが存在するところからスタートします。その資産を生かしつつ、新しい局面に対応する「編集」「アレンジ」の力が大切だと思います。

PROFILE

環境大善株式会社

環境大善株式会社 [所在地] 北海道北見市端野町三区438-7
[URL] https://kankyo-daizen.jp/(外部サイトへリンク)
[設立年] 2006年
[業種] 消臭液や土壌改良材の開発・製造・販売
[従業員数] 25人(2024年6月時点)

画像・データ提供:環境大善株式会社

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