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※ジュネーブの会議場に入場する物理参加及びオンラインプラットフォームを通じたバーチャル参加を組み合わせたハイブリッド形式で実施。
83の調整委員会メンバー国
WIPO調整委員会は、WIPOの高位幹部の選任、職員規則の改正等の人事に関する事項や、WIPO全体の管理・運営を所管する委員会です。
高位幹部である、現職の事務局次長(DDG)及び事務局長補(ADG)の任期が本年末に満了予定であるところ、今次会合では本年10月に就任したダレン・タン事務局長(DG)の体制における次期DDG及びADGについて審議が行われました。事前に公表された作業文書(外部サイトへリンク、PDF形式)に記載された、WIPOの各部門の候補者は下記のとおりです。
特許・技術 | リサ・ヨーゲンセン元AIPLA事務局長[米] |
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ブランド・デザイン | ビンイン・ワンDDG[中] |
著作権・クリエイティブ産業 | シルヴィー・フォルバンDDG[仏] |
地域・国開発 | ハッサン・クレーブ・ジュネーブ常駐代表[インドネシア] |
インフラ・プラットフォーム | 夏目健一郎WIPO上級部長[日] |
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地球規模課題・パートナーシップ | エドワード・クワクワWIPO上級部長[ガーナ] |
知財イノベーションエコシステム | マルコ・アレマンWIPO部長[コロンビア] |
管理・財政・行政 | アンドリュー・ステインズ・ジュネーブ次席常駐代表[英] |
タンDGは、WIPOを次のチャプターに導くために、各高位幹部候補者の資質と協調する能力に合わせて8つの部門を割り当てたこと、高位幹部の候補者は、男女比、地域多様性が十分に考慮されていること、4名のDDG候補の内3名は女性であり、これはWIPOの高位幹部の歴史の中で最も男女比が均衡していること、候補者は経験や専門知識のみならず、チームとしての能力を有していること、WIPO内外から、WIPOに精通し、学界・民間・知財庁・国連機関・外交等の豊富なバックグラウンドを有するものが集まっていること、を説明しました。
我が国は、DGの提案を支持すると共に、新たなDDG及びADGがWIPOの運営の透明性、公平性、説明責任を引き続き保証し、COVID-19への対応を含むグローバルな課題への対処、新技術に対応した制度整備、ユーザーの利便性の更なる向上、知財インフラの強化を強く期待すると述べました*1。
調整委員会は、作業文書に記載されたDDGを承認するとともに、ADGに好意的な助言を行うことを全会一致で決定し、作業文書に記載されたとおりのDDG及びADGの就任が確定しました*2。 次期DDG及びADGは2021年1月1日に就任予定です。
[更新日 2020年12月10日]
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