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2021年3月12日
3月8日(月曜日)に、特許庁は、文部科学省、日本弁理士会及び(独)工業所有権情報・研修館と共に、「パテントコンテスト・デザインパテントコンテスト表彰式」をオンラインと会場でハイブリッド開催※ しました。
「パテントコンテスト・デザインパテントコンテスト」は、全国の高校生、高等専門学校生や大学生等が創造した発明・デザインのうち優秀なものを表彰するコンテストです。本コンテストで過年度に優秀賞を受賞した作品のうち、事業化に成功した優秀な発明・デザインに特許庁長官賞を授与しています。
令和2年度の特許庁長官賞は、沼津工業高等専門学校の特別同好会「知財のTKY(寺子屋)」の生徒有志により構成される「ハトギプロジェクト」が受賞しました。沼津工業高等専門学校の生徒である発明者は、刃先が研ぎやすい「刃物研ぎ器」を開発して平成29年度の本コンテストにおいて優秀賞を受賞し、出願支援を受け特許権を取得した後、令和2年1月に「刃物研ぎ器」の製品化に至っています。
「ハトギプロジェクト」の生徒からは、「一人では到底無理だと思っていた製品化を協力して達成することができてとても嬉しい。」「自分たちの製品を実際に販売まで行うことができ、達成感とともにこれから先の社会に出る際の自信にも繋がりました。」といった感想が得られました。
本コンテストは、生徒や学生の創作意欲を高め、知的財産権制度への理解を促進することを目的としています。また、本コンテストの出願支援で取得した特許権・意匠権の実用化に取り組むことにより、自身のアイデアやデザインを形にすることの楽しさを体験することも期待されます。
令和2年度の特許庁長官賞の詳細は、下記プレスリリースをご参照ください。
プレスリリース:令和2年度「パテントコンテスト・デザインパテントコンテスト」の特許庁長官賞を決定しました
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、受賞者は、選考委員長特別賞受賞者1名のみ会場で参加し、他の受賞者はオンラインで参加しました。講評を含む表彰式の様子は、YouTubeでライブ配信しました。
[更新日 2021年3月12日]