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株式会社LIXILと意見交換を行いました

2021年4月6日

株式会社LIXILの瀬戸社長らと知財戦略等について意見交換を行いました。
商品開発の初期からデザイナーが関与するなどデザインを重視した経営をされていることや、150以上の国と地域で事業を展開される中、途上国向け簡易式トイレシステム及び手洗いソリューションといったソーシャルビジネスを展開し、グローバルな衛生課題の解決に取り組んでおられることなどうかがいました。途上国で規律を持ったビジネスを行うためには、知財のライセンスは安価であっても有償で行う必要性があるなど経験に裏打ちされた御指摘は示唆に富むものでした。
知財活動においては、事業活動の上流から知財部門が関与し、テクノロジーと融合するデザインの創造と知財保護(知財ミックス)に力を入れることにより、日本で生まれた技術をデザインで世界に普及させたり、知財情報分析の活用(いわゆるIPランドスケープ)を行っておられること等について御紹介いただきました。
また、特許庁の意匠公知資料データベースの公開等についてご要望いただき、意見交換しました。特許庁が審査のために収集し電子化している公知資料を、著作権者の利用許諾なく公開するためには、法改正が必要であると考えていること等を御説明しました。

写真:瀬戸社長と糟谷長官
株式会社LIXILとの意見交換
瀬戸社長・糟谷長官

※ 新型コロナウイルス感染症対策を万全に講じた上で意見交換会を行いました。

[更新日 2021年4月6日]