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2021年8月31日
8月27日、日本国特許庁(JPO)は、シンガポール知的財産庁(IPOS)主催のイベント(IP Week)において、JETROと共催でジャパン・セッションをオンライン形式で開催しました。近年、IP Weekには40カ国以上から知財関係者が参加しており、JPOは2016年以降毎年、日本と外国の知財関係者の知見を共有する場としてジャパン・セッションを開催しています。
今年のジャパン・セッションは、環境分野における知財の活用に関する知識や経験を共有することを目的として、「IP-Driven Development of "Green Niche": To be a Trendy Entrepreneur for Green Investors(知財を活用した「グリーン・ニッチ」な領域の開拓:グリーン投資家のための時流に乗ったアントレプレナーになるために)」というテーマで開催しました。
環境分野における知財エコシステムの重要性について強調した岩崎技監による冒頭挨拶に続き、パネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションでは、日本企業の技術者、投資ファンドのマネージャ、ブルネイ大学の助教、シンガポールのスタートアップ育成機関のコンサルタントが、(1)WIPO GREENの活用方法、(2)投資家や技術移転機関の視点から見たASEAN地域における環境関連技術の価値、(3)知財を活用した環境関連技術の調査方法等について活発な意見交換を行いました。
JPOは、今後も知財エコシステムの構築支援を通じたイノベーションの促進に取り組んで参ります。
岩崎技監による冒頭挨拶の様子
パネルディスカッションの様子
[更新日 2021年8月31日]