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2021年WIPO加盟国総会が開会しました

2021年10月6日

10月4日から、世界知的所有権機関(WIPO)加盟国総会がスイスのジュネーブで開催されています。今次総会は、昨年と同様、会議場での物理参加とオンラインプラットフォームやビデオ映像を通じたバーチャル参加の組合せによるハイブリッド形式で開催されており、日本代表団は物理とバーチャルの双方で参加しています。

総会の初日には、日本を代表して森長官による一般演説のビデオ映像1 が放送されました。森長官は、2020年10月に就任したダレン・タン事務局長によるWIPOの中長期戦略(MTSP) は、JPOの新たなミッション・ビジョン・バリュー(MVV)と価値観を共有していると指摘して、これを支持するとともに、WIPOによるユーザーの利便性向上や中小企業やベンチャー企業の支援拡充を通した「知財エコシステム」の拡大に期待を述べました。

また、WIPOに対し、加盟国や他の国連機関と連携したCOVID-19への対応や、WIPO GREENの取組等による知財を活用した地球規模課題の解決に貢献することへの強い期待を示しました。

さらに、日本が、このようなWIPOへの期待を視野に入れつつ、30年以上拠出している任意拠出金やWIPO日本事務所との協力を通じて、引き続きWIPOを支援していく旨を表明しました。

今次総会は10月8日まで行われ、各種報告、予算、各委員会の活動などについて議論が行われます。
 

 

(画像)森長官による一般演説の様子
森長官による一般演説の様子

 

[更新日 2021年10月6日]