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2021年12月3日
特許庁は、日本各地を訪問し地域のみなさまと直接つながることにより知財を身近に感じていただき、また、地域と全国をつなげることで各地の知財の取組を全国へ発信するイベント「つながる特許庁」を開催しています。
第1回の開催となる大阪府大阪市では、11月11日(木曜日)にイベントを開催し、現地会場では約240名1、オンラインでは約570名2の方にご参加いただきました。
メインセッションでは、「これからの「デザイン経営と知的財産」」と題して、デザイン経営に力を入れている大手企業と地域にデザイン経営を導入しているデザインファームをお招きし、それぞれの立場で顧客と社会に価値を提供し続けるためのデザイン経営とは何か、デザイン経営において求められる知財の役割とは何かについて、ディスカッションを行いました。
聴講者からは、「デザイン経営と知財の関係が良く分かったので参考になった。」「経営層へ知財活動の重要性を説明する助けになりそうだと感じた。」「デザイン経営という言葉はよく耳にするが、どんなものかよくわからなかった。しかし今回のセミナーを聞いて、それぞれの企業がデザイン経営についてどのように考えて取り組んでいるのかを知ることができた。」といった感想が寄せられました。
また、サブセッション1では「ものづくりにとどまらないその先の価値の創造に挑戦~それを支える知的財産~」、サブセッション2では「共創を支える知的財産のあり方」と題し、関西地域で知的財産を活用し、地場のあらゆる産業と連携しながらイノベーションを進める中小企業の取組や、大手企業等と共創を進め新たな取組を進める中小企業の好事例を紹介しました。
聴講者からは、「すぐまねされるという、ものづくりの欠点をカバーしていくのが特許や商標といった知的財産であると感じた。」「共創を支える知的財産という角度からの各企業からの話が興味深かった。」といった感想が寄せられました。
1各セッションの参加者数の延べ人数
2各セッションの「YouTubeLive」最大同時接続数の延べ人数
特許庁長官 森 清
近畿経済産業局長 伊吹 英明 氏
大阪府副知事 山口 信彦 氏
大阪商工会議所会頭 尾崎 裕 氏
日本弁理士会会長 杉村 純子 氏
長谷川氏
臼井氏
近藤氏
金谷氏
九法氏
土生氏
メインセッションの様子
独立行政法人 工業所有権情報・研修館:理事長 久保 浩三 氏
佐々木氏
竹田氏
上羽氏
友安氏
三浦氏
内田氏
津田氏
特許庁が実施する「中小企業向けのハンズオン支援」や近畿経済産業局が実施する「知財ビジネスマッチング事業」等、中小企業支援施策に関するパネル展示を行いました。
また、地域ブランドをビジネスにいかすヒントがわかる事例や地域団体商標マークの活用事例、意匠法で保護されている商品と意匠権の活用方法や改正意匠法による保護対象の拡大についてご紹介するパネル展示を行いました。
パネル展示
特許庁、近畿経済産業局が実施する施策パンフレットをはじめ、INPITや自治体、日本弁理士会関西会が作成したパンフレットを配布しました。
パンフレットコーナー
INPIT大阪府知財総合支援窓口、大阪府よろず支援拠点、日本弁理士会関西会、日本規格協会が、知的財産や経営に関する相談を受け付ける「相談コーナー」を開設し、多くの来場者のみなさまにご活用いただきました。
[更新日 2021年12月3日]