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2022年2月2日
特許庁は、日本各地を訪問し地域のみなさまと直接つながることにより知財を身近に感じていただき、また、地域と全国をつなげることで各地の知財の取組を全国へ発信するイベント「つながる特許庁」を開催しています。
第4回の開催となる香川県高松市では、1月17日(月)にイベントを開催し、現地会場では約117名※1、オンラインでは約244名※2の方に御参加いただきました。
メインセッションでは、一般社団法人地方PR機構代表理事の殿村美樹氏をお招きし、アフターコロナを見据えた地域ブランドの創出と保護について、コロナ禍で変化したPR戦略の事例を踏まえて御講演いただきました。
聴講者からは、「日本人に向けてのPRの仕方、ブランド創出のヒントがたくさんあった。」「地域ブランド創出には、日本人の特性を理解したマーケティングが重要であることを再認識できた。」といった感想が寄せられました。
また、サブセッション1では、海外における商標の抜け駆け出願(冒認商標)から地域のブランドを守るためのポイントについて専門家から御講演いただき、香川県の対策について県庁職員から情報発信いたしました。サブセッション2では、企業の知財担当者をお招きし、自社ブランドの創出及び発展に向けた取組とその際に必要となる商標権の活用について御紹介いただきました。
聴講者からは、「抜け駆け商標出願への対策の重要性を再認識できた。」「実際の企業の知財担当者の話は実務でも利用できそうなため、参考になった。」といった感想が寄せられました。
特許庁審査業務部長 川上 一郎
香川県副知事 西原 義一 氏
殿村氏
遠藤氏
藪内氏
菊池氏
近藤氏
鹿児島(モデレーター)
特許庁が実施する「中小企業向けのハンズオン支援」に関するパネル展示を行いました。
また、地域ブランドをビジネスにいかすヒントがわかる事例や地域団体商標マークの活用事例、意匠法で保護されている商品と意匠権の活用方法や改正意匠法による保護対象の拡大について紹介するパネル展示を行いました。
特許庁が実施する中小企業等支援施策パンフレットをはじめ、INPITや日本弁理士会四国会が作成したリーフレット等を配布しました。
INPIT香川県知財総合支援窓口、香川県よろず支援拠点、日本規格協会が、知的財産や経営に関する相談を受け付ける「相談コーナー」を開設し、来場者のみなさまに御活用いただきました。
[更新日 2022年3月31日]