ここから本文です。
2022年5月16日
4月28日及び29日に、日米欧中韓による商標五庁(TM5)中間会合が米国ワシントンDCで開催され、日本国特許庁(JPO)からは川上審査業務部長等が出席しました(中国国家知識産権局(CNIPA)はオンライン参加)。また、4月30日から5月4日にかけて同地で開催された第144回国際商標協会(INTA)※1年次総会にも出席しました。
TM5中間会合では、TM5が推進する16の協力プロジェクトについて、各担当庁から進捗状況の報告を行い、TM5の今後の目標やプロジェクトの進め方に関する議論を行いました。
JPOからは、JPOが担当する「悪意の商標出願プロジェクト※2」について、TM5の取組の成果を他の知財庁にも共有する啓発セミナーをASEAN諸国において実施することについて提案したほか、「商標審査を補助するITツールプロジェクト※3」について、2022年6月に専門家会合を開催する提案に対し、全庁より賛同を得ました。
5月1日には、INTA年次総会において、業界団体・代理人団体等のユーザー代表者を対象としたTM5ユーザーセッションが開催され、JPOの最新施策についてPRを行いました。また、本年でTM5が10周年を迎えるにあたり、2022年のTM5会合のホストである、欧州連合知的財産庁(EUIPO)より、適切な情報提供を推進するなど、ユーザーとの更なる協力を検討していることなどについての紹介がされました。
また、JPOは、「ユーザー参画プロジェクト※4」の取組の一環として、5月2日にINTA年次総会において「TM5ジョイントワークショップ」をオンライン形式及び対面形式で計2回、INTAと共催しました。ワークショップにおいては、TM5各庁における最近の商標法及び商標審査基準における改正について講演を行いました。
次回、第11回TM5年次会合は、2022年10月24日~26日の3日間の日程でベルギー・ブリュッセルにおいて開催される予定です。
川上審査業務部長(右端)と物理参加した各庁及びWIPO代表者
各庁物理参加者
[更新日 2022年5月16日]