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2023年2月21日
特許庁は、日本各地を訪問し地域の皆様と直接つながることにより知財を身近に感じていただき、また、地域と全国をつなげることで各地の知財の取組を全国へ発信するイベント「つながる特許庁」を開催しています。
第6回の開催地となる茨城県日立市では、2月8日(水曜日)にイベントを開催し、現地会場では約130名1、オンラインでは約280名2の方に御参加いただきました。
セッション1では、知財の専門家である鮫島正洋氏と、特許情報分析のスペシャリストである野崎篤志氏に登壇いただき、自社の強みの源泉である知財の活用方法について御紹介いただきました。また、「ゼロカーボンシティ日立」を宣言した日立市において、カーボンニュートラルに係る知財戦略や企業の技術動向を日立市内の企業に情報提供いただきました。
聴講者からは、「GXTIの活用法など、実務に役立つ情報が得られた。」「ものづくりとITサービスそれぞれの収益モデルを把握できた。また、特許情報分析の活用法を学ぶことができた。」といった感想が寄せられました。
セッション2では、日立市内の企業と茨城大学をお招きし、温室効果ガス排出量の可視化や省エネ、資源リサイクル等、脱炭素化に資する企業の取組のほか、産学連携による技術開発について御紹介いただくとともに、知財専門家から、これらの取組を含めた知財戦略の必要性について全国へ御発信いただきました。
聴講者からは、「規模が異なる企業や大学の具体的な取組に関する情報を得られた。」「企業の知財に対する考え方が、変化していることを知ることができた」といった感想が寄せられました。
特許庁長官 濱野 幸一
日立市長 小川 春樹 氏
日本弁理士会副会長 榎本 英俊 氏
鮫島 氏
野崎 氏
今橋 氏
田中 氏
比嘉 氏
特許庁が実施している中小企業向けのハンズオン支援や、INPITが実施している取組に関するパネル等を展示しました。また、特許庁が実施する中小企業等支援施策パンフレットをはじめ、関東経済産業局や日立市、INPITが作成したパンフレット等を配布しました。
パネル展示
INPIT茨城県知財総合支援窓口や茨城県よろず支援拠点、日本規格協会が、知的財産や経営に関する相談を受け付ける「相談コーナー」を開設し、来場者の皆様に御活用いただきました。
相談コーナー
[更新日 2023年2月21日]