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「パテントコンテスト・デザインパテントコンテスト表彰式」を開催しました

2023年3月20日

3月13日(月曜日)に、特許庁は、文部科学省、日本弁理士会及び独立行政法人工業所有権情報・研修館と共に、「パテントコンテスト・デザインパテントコンテスト表彰式」を開催しました。昨年度に引き続き、今年度もオンラインと会場でのハイブリッド形式の開催とし、山崎直子選考委員長や濱野長官の講評を含む表彰式の様子を、YouTubeでライブ配信しました。

パテントコンテスト・デザインパテントコンテストは、全国の高校生、高等専門学校生や大学生等が自ら考え出した発明・デザインのうち優秀なものを表彰するコンテストであり、生徒や学生の創作意欲を高め、知的財産権制度への理解を促進することを目的としています。また、本コンテストの出願支援で取得した特許権・意匠権の実用化に取り組むことにより、自身の発明やデザインを形にすることの楽しさを体験することも期待されます。

本コンテストでは、特許・意匠の出願支援対象となる優秀賞のほか、特別賞も設けられており、特別賞のうち特許庁長官賞は、当該年度のパテントコンテスト・デザインパテントコンテストにて優秀賞に入賞したものであって、以下の観点を総合的に判断し、最も優れたものを選考・表彰するものです。

  • (1)発明又はデザインの創作における課題発見に至る経緯やその着眼点及び課題の解決に向けた取組
  • (2)発明又はデザインの社会への普及に向けた取組

令和4年度の特許庁長官賞は、パテントコンテストでは日本航空高等学校の西田悠人さんが発明した「錠剤一斉撒き器」が受賞し、デザインパテントコンテストでは玉川大学の三尾雅人さんが創作した「傘の柄ホルダー」が受賞しました。

西田さんは、医療経営者との会話を通じて、薬の錠剤を1つずつパッキングする作業に手間がかかるという課題を発見し、様々な形状の錠剤を効率的にパッキングする「錠剤一斉撒き器」という発明を創作されました。また、三尾さんは、大学の教室や飲食店等において、傘の置き場所に困った経験から「傘の柄ホルダー」を創作されました。

表彰式では、西田さん・三尾さんから受賞作品の紹介や発明又はデザイン創作に至る経緯について発表が行われると共に、受賞の喜びの声を聞くことができました。

(画像)パテントコンテスト 受賞作品 西田さんの作品概要(表彰式資料より引用)
西田さんの作品概要(表彰式資料より引用)

(画像)デザインパテントコンテスト 受賞作品 三尾さんの作品概要(表彰式資料より引用)
三尾さんの作品概要(表彰式資料より引用)

また、令和4年度の特許庁長官賞受賞者には、特典として、以下のイノベーターとのオンライン対話の時間を設け、アイデアの発想法やアイデアを形にする楽しさを語り合っていただくと共に、受賞作品の社会実装に向けたアドバイスを受けていただく機会を提供しました。

【イノベーター(敬称略)】

  • 植木 賢(鳥取大学医学部医学科医学教育学講座 教授)
    ※三尾さんとの対話を3月7日(火曜日)に実施
  • 宇井 吉美(株式会社aba 代表取締役CEO)
    ※西田さんとの対話を3月8日(水曜日)に実施

フォトギャラリー

(画像)選考委員長 山崎直子さんによる講評・対談の様子
1.選考委員長 山崎直子さんによる講評・対談の様子

(画像)特許庁長官賞受賞者表彰の様子 (画像)特許庁長官賞受賞者表彰の様子
2.特許庁長官賞受賞者表彰の様子

(画像)特許庁 濱野長官による講評の様子
3.特許庁 濱野長官による講評の様子

(画像)次期選考委員長 吉野彰さん紹介の様子
4.次期選考委員長 吉野彰さん紹介の様子

(画像)植木賢さんと三尾雅人さんの対話の様子
5.植木賢さんと三尾雅人さんの対話の様子

(画像)宇井吉美さんと西田悠人さんの対話の様子
6.宇井吉美さんと西田悠人さんの対話の様子

関連リンク

パテントコンテスト・デザインパテントコンテスト特設サイト(外部サイトへリンク)

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、受賞者は、特許庁長官賞受賞者を含む特別賞受賞者14名のみ会場で参加し、他の受賞者はオンラインで参加しました。

[更新日 2023年3月20日]